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霊園とお墓のはなし

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・墓石の値段、価格、費用について ②石碑工事代

2016年1月15日 金曜日 晴れ

こんにちは。埼玉県上尾市に本社を置き、埼玉県だけでなく東京、神奈川、千葉、群馬、静岡にて霊園と墓地をご案内、ご紹介し、墓石の製造加工と墓所への据付施工工事という「お墓作りのお手伝い」をしております石材店の株式会社大塚のブログ「霊園とお墓のはなし」です。

先日こちらに書きました「・墓石の値段、価格、費用について ①永代使用料、墓地使用料とは」に続きまして、本日は②として石碑工事代について書いてみます。

石碑というのは墓石のことで、次の内容を含みます。①素材としての石材自体の費用、②石材を加工・研磨をしてカタチを整える費用、③墓地現地への運搬および据付施工工事の費用、④消費税、という内訳です。

石碑工事費はおおまかに言いますと、使用する材料としての石材の量によって費用は上下します。たとえば0.5㎡の墓地に建てるお墓に使用する石材の量と、2.0㎡の墓地に建てるお墓に使用する石材の量とでは大きく違いがありますので、石碑工事費も大きく差がでてきます。材料だけではなく、加工賃や彫刻代、施工工事という面でも墓地の広さが大きいほど作業量も大きくなりますのでその分費用が増えることとなります。デザインが込み入ったものになると彫刻代や加工賃なども必然上がってくるとお考えください。

ケーキで例えてみましょう。たとえばショートケーキを食べたいとしまして、「うちは個別売りの小さなショートケーキがいい」という場合と「家族が多いからケーキを丸々ホールで買う」という場合では、使用している材料の量が違いますので、その分費用も大きく差が出ます。

さらに石材の場合は「石種」によっても大きく違いが出てきます。どちらの墓地・霊園でも「標準白みかげ石」という石種を一番廉価なタイプの石材として用意しているところが多いのですが、石材の種類は実にさまざまあり、石種ごとに費用もさまざま。日本国産の石材は今現在では希少性や職人が日本人だということもあり高級石材として扱われている石種が多いです(例えば庵治石や小松石など)。それでは廉価に石材はというと、中国産の石材が廉価なため仕入れ量の多数となっているのが現状です。また更にここ最近はインド産の黒みかげ石がその質も価格も手頃ということもあって人気の石種になってきています。そのほか、ヨーロッパ産の石種、アフリカ産など世界中の石材があり、原石の価格や職人などの費用も含んで石の価格設定がなされています。

ケーキで例えますと、近所のコンビニで売られているようなショートケーキ(むしろ好きなのですが)が「標準白みかげ石」に相当し、著名なパティシエの辻口博啓さんや青木定治さん、トシ・ヨロイヅカさんのケーキが高級御影石といったところでしょうか。希少価値や金額も違いがありますよね。素材の違いだけでなく、作る職人の技術度の高さの違いなども石材と同じと思います。

上物の墓石をケーキとすると、土地(永代使用料・墓地使用料)は「お皿」といったところでしょうか。サイズによってお皿の大きさは異なりますし、同じサイズのお皿でも安いものもあれば高いものもあると思います。

高級なお皿で著名パティシエの作るケーキを食べる方がいるように、都心に近い有名墓所で高級御影石でお墓を作る方もいらっしゃいます。

と、勝手にケーキで例えてみましたが、要するに石材の費用は材料費だけではなく、加工賃や人件費、そしてそもそも材料の希少価値などによって決まります。それが「石碑工事代」です。

お墓にかかる費用として前回の「・墓石の値段、価格、費用について ①永代使用料、墓地使用料とは」と今回の「石碑工事代」のほか、次回は「年間管理料」について書いてみようと思います。

つづき「・墓石の値段、価格、費用について ③管理料

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