12月9日月曜日 晴れ
大塚本社勤務の方より記事をもらいましたのでアップいたします。以下本文。
本社勤務のSHです。
11/28(木)に岩手県遠野市にあります「遠野伝承園」に行ってきました。
「遠野伝承園」は、「曲り家」と呼ばれる古民家や水車、養蚕、昔話、神話、しきたり等、昔の遠野の様子を後世に語り継いでいく為の施設だそうです。
「曲り家」の中には、本物の火をくべている囲炉裏もあり、お婆ちゃんの語っている昔話も流されていました。
外の気温が結構低かったので、夜中まで語りたい気分になりますね (´ω`*)
「曲り家」の奥には、お堂があり、「オシラサマ」と呼ばれる木彫りが沢山祀られています。
「オシラサマ」は、蚕の神様、農業の神様、馬の神様、お知らせの神様ということで、馬の頭や男女の頭を模った木彫りになっています。
雰囲気あり過ぎて、ちょっと怖いかも (((;゜Д゜)))
「オシラサマ」の由来は、昔の伝説からきているそうです。
そもそも昔、農家の娘さんが飼馬に恋をしてしまい、それに父親が怒り、馬を殺してしまいました。娘は大変悲しがり、馬にすがったところ、父親はさらに怒り、馬の首をはねてしまいました。すかさず娘がはねた首に飛び乗ると、そのまま天に召され「オシラサマ」になったそうです。
その後、娘は両親の夢枕に立ち、臼の中の蚕を育て絹糸を産ませる事を教え、それが養蚕の由来になったそうです。
「オシラ堂」の中に「オシラサマ」の説明もありました。
「遠野伝承園」は、他に柳田國男の書いた「遠野物語」の話者であった佐々木喜善の記念館もあります。
「遠野物語」の中に小川に水を飲みに来た馬を引き込もうとするイタズラ好きのカッパが登場します。
「遠野伝承園」の向いの小道を5分程入ったところに「常堅寺様」があります。
その裏手を流れる小川に、その昔たくさんのカッパが棲み着いていたそうです。
とても綺麗な小川です。
「カッパ淵」と呼ばれる淵には、お堂も祀られています。
「遠野伝承園」で「カッパ捕獲許可証」が販売されているそうです。許可証の有効期限は、1年間・・・
って、よく見たら釣り竿の先にキュウリが仕掛けられてますw
他には「まぶりっと」という謎のおじさんからのメッセージも
実は、伝承を伝える守人さんだそうです。
カッパ淵へお出かけの際は、近くに駐車場がないので、「遠野伝承園」の駐車場に停めて、歩いて行きましょう。