2015年6月28日 日曜日 晴れ
こんにちは。埼玉県上尾市に本社を置く石材店の株式会社大塚のブログ「霊園とお墓のはなし」です。
六月もいよいよ終わろうとしているこの時期、梅雨空のもと植物は大変元気に育っています。
みなさんはお墓参りで雑草むしりに苦労したことはありませんか?
お墓参りは、なかなか頻度多く行っているよという方は少ないと思います。一年に一度や二度、年数回という頻度の場合、生育の早い植物が生い茂ってしまっている・・・という状況も多いかと思います。
雑草を除去する際には、簡単に除去できる雑草ならばよいのですが、手ごわい雑草も中にはいます。ツタ類の場合はツルがとても丈夫であったり、葉や茎にトゲを持っているというものもあるでしょう。
素手では手を傷つけてしまうような場合は、庭いじり用の丈夫な軍手やゴム手袋などがあるといいかもしれません。また、剪定ばさみなどの道具を持参される方もいるかもしれませんが、雑草のしぶとい根を除去する際には、金属がお墓の石材にあたらないよう十分にご注意ください。特にシャベルや鎌などはご注意を。
しぶとい植物ということでは、竹や笹などが考えられますが、なかなか完全除去が難しく毎年同じように冬場は根っこにエネルギーを蓄え、夏場は逆にエネルギーを背丈を伸ばし大きく成長することに使いますので、完全除去を狙うならば夏場の成長期に柔らかい一年目の笹を必ず除去するようにしていくと自然と減っていきます。逆に、冬場に伸びた笹をいくら除去しても根にエネルギーを集めていますので完全除去にはなりにくいです。
同じようにしぶとい植物であるドクダミの場合も、根っこをできるだけ掘り出すか切断するか、根枯らししない限り毎年除去の作業が必要になってくると思います。竹や笹同様に土の中の根から増えますので地上部分だけの除去ではない地下の除去をしてしまいたいところですね。
さて雑草が除去できましたら、やっとゆっくりとお墓参りです。お疲れ様でした。
ところで、お墓の雑草むしりから卒業できる方法がいくつかあるんです。
まず一つ目が「防草シート」を砂利の下に敷くという方法。
防草シートはその名の通り、雑草が生えてくるのを防ぐためのシートです。お墓の中の砂利の部分や土の部分に敷くだけですので、意外に簡単にできるのですが、玉砂利がある場合はやはり一苦労かもしれません。
そして二つ目は、固まる土(簡易的なアスファルトのようなもの)です。
↑左がまだ固まっていない土で、右が固まった土です。
↑こちらは断面がわかるかと思いますが、土の中の方まで固まっているのがわかると思います。
固まったと言っても、ハンマーやシャベル、ハイヒールなどでほぐれてしまいます。これは、完全に固まらせることはせずに、土に還す際に容易にできてようにしているためです。ハイヒールなどではない靴底が普通の靴なら、固めた上を歩いても大丈夫です。さらに、固まっていますので植物の芽を通しません。水は浸透します。
上記防草シートも固まる土もお墓専用の手法ではありません。ご家庭にも公園や公の土地にも使われることの多いものになります。もちろん消費者ご自身で施工することは可能ですが、可能ならば専門の業者に施工してもらう方が仕上がりの強度や美しさも一定レベル以上で施工してくれますのでお勧めです。
そして三つ目として、土や砂利の部分に石材を敷くという方法があります。近年、リフォームの際などに施工される方も増えており、上記二点の方法よりもより効果の高い手段になります。またお墓参りの際のお掃除も簡単になり、美しさもいつまでもかわらず維持できるという利点もあります。
以上、三つの方法をご紹介いたしましたが、費用的にも一番抑えられるのが防草シート。
雑草にお困りの方は一度弊社までお問い合わせください。
きっとお悩み解決の方法が見つかるのではないでしょうか?
なお、お墓のリフォーム、建て替えについてはこちらが参考になります→お墓のリフォーム
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