2014年12月2日火曜日 晴れ
こんにちは。東京、神奈川、埼玉、千葉、群馬、静岡にて霊園と墓地をご案内し、墓石の製造加工と据付施工工事という「お墓づくりのお手伝い」をしております石材店の株式会社大塚ブログ「霊園とお墓のはなし」です。本日の記事は「お墓に使う石材の種類 香川県産 庵治石」です。
お墓に使う石材の種類 香川県産 庵治石
庵治石は、香川県高松市の東に隣接する牟礼町と庵治町から産出される石材です。牟礼町と庵治町にまたがる五剣山(八栗山)から産出されるのですが、この五剣山は山全体が花崗岩の層からなっております。「花崗岩のダイヤモンド」の別名を持つ庵治石、最高級の墓石に使用する石材になります。
それではどのような姿なのか見てみましょう。
淡く明るいグレー色に、非常に細かく濃淡のみられる粒子が確認できます。
斜めから見てみましょう。
陽の当たり方によって表情がだいぶ変わってきます。石目の表情も独特で、世界に一つだけの深い味わいを見せてくれ、飽きのこない紋様が人気のひとつとも言えます。
庵治石の歴史は古く、記録として登場するのは、室町時代の暦応2年(1339年)の京都石清水八幡宮の社殿などの再建の際に使用された石材の中に見つけることができます。当時、石清水八幡宮の荘園が牟礼と庵治のこの地にあったようです。石清水八幡宮の荘園としては、さかのぼること平安時代からはじまっており、さまざまなものに石材として使用され、千年の歴史を重ねた石材と言えます。
「斑(ふ)」と呼ばれる模様が美しく浮き出るのが特徴の、国産最高級の石です。世界に類のない質の良さと希少性から、価値も価格も世界一と評されています。
それでは「斑(ふ)」をよく見てみましょう。各部の部材を拡大してみます。
濃淡のある模様がわかりますでしょうか。
あまり拡大しすぎても逆にわかりにくいかもしれませんね・・・。
ちょっと引いてみます。独特の斑が確認できます。牡丹柄(ぼたんがら)とも言います。模様が二重に見えるような絣模様(かすりもよう)は世界でも例がほとんどなく、希少性の高さをうかがうことができます。
水晶に近いほどの硬度を持ち、耐久性も抜群。数百年たっても彫刻された文字が風化することはないようで、数百年前の石製品が証明してくれています。
庵治石は、特にこの斑模様があるので墓石として使用するためには、ある程度模様の近い部位をそろえて加工する必要があり、取捨する必要から使用可能な部位がごくごく限られた部分のみとなります。そのため、より希少性を高めてもいて、価値をより高めてもいます。
実物を見ていただくと、さらに美しさを実感できることと思います。
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