2015年5月31日 日曜日 晴れ
こんにちは。埼玉県上尾市に本社を置き、霊園と墓地をご案内、ご紹介しております石材店の株式会社大塚のブログ「霊園とお墓のはなし」です。
連日真夏日が続いていますが、そんな陽気のおかげもあって紅花の花が開きました。
↑左が昨日の様子、右が今日の様子。開き具合が一日で進みました。
↑同じく左が昨日、右が今日。よく見てみますと、花粉がたくさんあるのがわかりました。
↑咲き始めの昨日。↓だいぶ開いてきた今日。昨日の方がオシベの密度が高く見えました。
紅花は黄色い花ですが、時間がたってくるととても綺麗な赤色になっていきます。
実は咲いたこの紅花は昨年咲かせた鉢から、イレギュラーに残っていた種より伸びた花なのです。
↓こちらは別の鉢ですが去年の写真。
紅花と桔梗が同じ時期に咲きました。今年の桔梗はまだ咲いていません。
一歩一歩夏に近づいている五月末日です。
ところで、この紅花はエジプトや中東が原産と言われています。遠くユーラシア大陸の西側よりシルクロードを通って中国から日本に4~5世紀ごろ伝来したようです。紅花からとれる「べに」のことを古い和名で「呉の藍(くれのあい)」と呼んでいたようで、そこから「くれない」と変化してきたようです。
遠い異国の文化が日本にたどり着き、根を下ろして日本の文化として育ってきたものはたくさんあります。ベニバナもすでに日本の文化と言えますし、弊社の取り扱っている墓文化やお墓のカタチも日本だけで完成した文化というよりは、インドや中国など海外の文化を取り込みながら現状のようなお墓になってきました。
そんな文化を大切にしていきたいと思いました。とりあえず咲いた紅花は大切に育てようかと思います。