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霊園とお墓のはなし

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・遺骨の行き先についての記事

2015年9月13日 日曜日 曇りのち雨

こんにちは。首都圏にて霊園と墓地をご紹介・ご案内し、墓石の製造加工と墓所への据付施工工事という「お墓作りのお手伝い」をしております石材店の株式会社大塚のブログ「霊園とお墓のはなし」です。

週刊ポストにて、遺骨の行き場所についての記事が掲載されました。お墓をご案内する石材店として深く考えさせられる内容でしたので、ご紹介させていただきます。以下本文↓

 

火葬した後、墓に納骨せず遺骨を「置き去り」にする事例が増加している。遺骨をしかるべき保管場所以外に放置すると「死体遺棄」にあたり、3年以下の懲役に処されるが、経済的な事情などもあり、「忘れ物」という形で放置される例が後を絶たないのだ。放置される場所は、電車の網棚の上や神社等の施設内など様々だ。関東在住の住職は、自身の経験をこう話す。

「檀家でない男性が訪れてきて『お墓を買う費用もなく、遺骨をどうしたらいいかわからない』という相談を受けました。冬場なのに着ているのは穴の開いたシャツ1枚で生活費もままならない様子でしたので、通常は身元保証人がいないとやらないのですが、一時的に遺骨を預かることにしたんです。ところがその後、男性から電話で『ごめんなさい』とだけ告げられた後に連絡が取れなくなってしまって……結局遺骨はこちらで弔いました」

 遺骨の埋葬先の相談・支援を引き受けるNPO法人「終の棲家なき遺骨を救う会」の柿崎裕治・理事長はこう話す。

「多くの遺骨は布や風呂敷で丁寧に包まれ、目立つところに置かれるのが特徴です。せめて見つけてくれた人に丁重に弔ってほしいという、切なる思いが込められているのでしょう。悪意や憎しみを持って捨てていく例ばかりではありません」

 親や兄弟の遺骨を捨てる──行為自体は咎められて然るべきだが、捨てる人々の事情や思いを考えると、やりきれない気持ちになる。

 やむにやまれず遺骨を捨てる大きな理由には、前出の例のように「経済的困窮」がある。日本エンディングサポート協会理事長・佐々木悦子氏の話。

「都内でお墓を買うとすれば、標準的なものでも130万円から140万円、それに年間維持費で数千円から1万円程度かかります。最も安価な永代供養墓だと3万円から5万円程度で維持費もかからないのですが、実はそれすら払う余裕がないという方が増えています」

 そのためか、遺骨を自宅などで保管している人は意外に多い。首都圏だけでも100万柱あるといわれており、墓に納められないまま時が経過し続けている“放置予備群”は年々増加している。老人ホームなど施設に入居する際に遺骨を持ち込めなくて困っている、といった相談も少なくない。何らかの契機で保管者に金銭的余裕がなくなり「下流老人」化すれば、それらの遺骨が「忘れ物」と化すおそれがあるのだ。

※週刊ポスト2015年9月18日号

週刊ポストの該当ページはこちらです→ 遺骨捨てる人が増加 永代供養墓の3万円さえ払う余裕がない

 

本文中にてお話しをされています、日本エンディングサポート協会理事長の佐々木悦子さんは、弊社大塚でも昨年終活セミナーの講師をしていただいた先生です。(・2014年10月13日 本日、終活セミナーを開催しました。

お墓は、可能ならば大きく立派なお墓を建てたい、可能ならば従来型の個別安置のお墓が欲しい、可能ならば納骨堂や永代供養墓に安心しておさめたい、みなさん本当の希望は様々かと思いますが、現実的な問題としてかかる費用の面や、お墓や遺骨を託すことができる後の世代の有無、またご親族との人間関係やそもそも家族親族が誰もいないなど、さまざまな原因にてお悩みの方がとても多いかと思います。

遺骨の行き先おさめ先は、決して慌てて決めない方がいいとは感じているものの、検討が可能な時に話を進めるというのも解決策の一つかもしれません。

お墓のカタチも現在では従来型のお墓や永代供養墓のほか、さまざまな考え方、タイプのものが生まれてきています。

お墓についてお悩みの方がいらっしゃいましたら、お気軽に弊社までご相談くださいませ。

 

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