2015年11月25日 水曜日 雨
こんにちは。埼玉県上尾市の石材店、株式会社大塚のブログ「霊園とお墓のはなし」です。
埼玉県久喜市の東明寺さま境内には「旅立ちの法然さま」像があります。
凛々しい顔立ちの若い法然上人です
碑文です。
旅立ちの法然さま
浄土宗をお開きになった宗祖法然上人様は幼名を勢至丸といいました。保延7(1141)年、遺恨の争いで夜討ちに遭い深手を負った父君、時国公は勢至丸を枕元に呼び、「相手を恨んではいけない。恨みを抱けばその仇が尽きることはない。お前は愛と憎しみを越えて、すべての人が救われる尊い悟りの道を求めなさい」と遺言しました。その言葉に従い、父の菩提を弔った後、母 秦氏君の弟であった叔父の智鏡房観学得業が院主を務める菩提寺に入り仏教を学ばれました。
「一を聞いて十を悟る」勢至丸の非凡な才能を早くから見抜いた智鏡房観学は、当時仏教と学問の中心地であった比叡山で本格的な学問をさせようとしました。母君は思案にくれますが、勢至丸の決意は固く、真実の悟りをひらくことこそ亡き父への報恩であると慰め、ひとり比叡山へと旅立つのでした。
勢至丸、十三歳の春のことでした。
合掌
※以上、碑文より引用しました。
本堂の正面にこの像はあります。
東明寺さまの隣には、新しく販売スタートした霊園の久喜清久霊園もあります。お墓をお探しの方は東明寺墓地と久喜清久霊園のどちらもおすすめです。