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霊園とお墓のはなし

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・石材店スタッフのブログ 沖縄のお墓

2022年11月1日 火曜日

こんにちは。埼玉県上尾市に本社を置き、首都圏にて墓石の製造加工と墓所への据付施工工事という「お墓作りのお手伝い」をしております石材店の株式会社大塚のブログ「霊園とお墓のはなし」です。

本日は、本社のWKさんの記事になります。以下本文↓

 

沖縄のお墓

沖縄のお墓参り行事として、中国から伝わった清明祭(シーミー)をご存じの方も多いと思います。墓前で行うお祝い行事で、先祖のお墓にお重の料理を供え墓参後に、お供え物の重箱料理を親戚一同で分けて食べます。もともとは農作業開始の季節(清明の時期)に、ご先祖の力を借りるために祭事を行っており、それが徐々に先祖祭りへと変化したそうです。
沖縄のお墓は、かつての風葬文化(石で覆われた部屋の中で骨になったあと骨壺に納骨する)や父系親族全員の遺骨を埋葬する伝統的な門中墓の風習、そして、清明祭(シーミー)のためのスペースも必要なこともあり、お墓が大きく立派です。

長方形の石を積み重ねた「和墓」という従来のお墓の形とは異なり、沖縄のお墓は、まるで小さな家のような印象を与えます。しっかりとした石の扉や屋根に囲まれた特長的で大きなお墓は、遺骨を収納する部分も広く、焼香台も置かれています。
沖縄のお墓の種類でもっともポピュラーなのが、亀甲墓・破風墓・掘り込み墓です。
(ポータルサイト「いいお墓」沖縄のお墓事情より)

【亀甲墓】
太平洋戦争で防空壕としても使用された亀甲墓は、中国南部から17世紀に伝来したとされています。デザインは「女性の子宮」をイメージしたもので、屋根部分が亀の甲羅の形に似ていることから「亀甲墓」と呼ばれるようになりました。
傾斜地や丘を掘り込んで周囲を石垣の柵で囲み、お墓の入り口付近に棺を置くスペースを設けています。亀甲墓の前には清明祭が行われる広い前庭があるのが特長ですが、現在は生活様式の変化もあり、規模は控えめになっています。

【破風墓】
琉球王朝の王室だけが造ることを許されていた破風墓は、屋根部分が三角形になっているのが特長で、現在でも人気のあるデザインです。
屋根部分の側面につけられている山形の板を「破風」と呼び、雨や風の吹きこみを防ぐ役割を担っています。
このお墓が造られはじめた頃は、石を積み上げて造っていましたが、戦後以降はコンクリートを流し込む方法で造られています。

【掘り込み墓】
石や漆喰などで入り口を塞いだシンプルなデザインの掘り込み墓は、「フィンチャー」とも呼ばれ、仮のお墓として使われていました。この掘り込み墓は沖縄の島全体に分布しており、特に砂岩層に多く見られます。

※下記のアマミチューのお墓

 

—沖縄聖地巡礼—

1.シルミチュー霊場
沖縄県うるま市の浜比嘉島(はまひがしま)の南部にある伝説の遺跡がシルミチュー霊場。浜比嘉島は全体がパワースポットと言われています。
沖縄には、何ヶ所かに開闢伝説(天地創生)が残されていますが、シルミチュー霊場もそのひとつ。
森の中にある洞窟が、琉球開闢(かいびゃく)の祖神、女神・アマミチュー、男神・シルミチューが居住した場所と伝えられています。
洞窟内には鍾乳石である陰石があり、安産祈願や子宝が授かる霊場として崇拝されています。

石階段を上ったところにあります。

 
沖縄の霊場は、琉球石灰岩の鍾乳洞の場所も多いのですが、シルミチュー霊場もそのひとつ。
洞窟内には鍾乳石である陰石(子宝の授かる霊石)があります。


シルミチューの説明
「宇比嘉の南々東端の森の中に大きな洞穴がある。地元では琉球開びゃく祖神、アマミチュー、シルミチューの居住したところと伝えられている。毎年、年頭拝みには比嘉のノロ(祝女)が中心となって、海浜から小石一個を拾って来て、洞穴内に安置された壺に入れて拝んでいる。また洞穴内には鍾乳石の陰石があり、子宝の授かる霊石として崇拝され、信仰圏の広い貴重な霊場である。」
うるま市教育委員会

 

2.アマミチューの墓

浜比嘉島の東方海岸にあるアマジンと呼ばれる岩屋の小島があり、
そこに洞穴を囲い込んだお墓があります。


海岸ではキノコ状・扇状の岩がたくさん見えます。
小島自体も琉球石灰岩でできているようです。


毎年正月の年頭拝みには字比嘉のノロ(祝女)が中心となり、豊穣・無病息災・子孫繁昌を祈願する祭祀がおこなわれます。


アマミチューの墓の説明
「宇比嘉の東方海岸にアマンジと呼ばれる岩屋の小島があり、そこに洞穴を囲い込んだ墓がある。地元では琉球開びゃく伝説で有名なアマミチュー、シルミチューの男女二神及び他の神が祠られていると伝えられている。毎年、年頭拝みには宇比嘉のノロ(祝女)が中心となって島の人々多数が参加して、豊穣・無病息災・子孫繁昌を祈願している。また、古くから各地からの参拝者が絶えない、信仰圏の広い貴重な霊場である。」
勝連町教育委員会

 

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