2013年1月5日 くもり
今日は、東京都中央区にあります波除稲荷神社をご紹介いたします。
初詣ではなく、年末に築地に買い出しに行った際に待ち合わせ場所として寄らせてもらい、お参りしてきました。築地市場に行った時の記事はこちらです。
今日1月5日は築地市場年始の初競りの日で、マグロの最高値が736万円(1キロ4万円)だとか。去年の1億5000万円に比べてかなりの落ち着きを見せたそうです。
波除稲荷神社に訪れたときは年末最終日だったので、とても賑わっていました。今日もとても賑わっていたのでしょうね~。市場で働く皆さんがあわただしく行き来しています。
↑築地波除稲荷神社の入口です。右方向が築地市場の場内、左側と自分のいる後ろ側に場外のお店が広がっています。
↑神社の後ろに見えるのは立体駐車場。市場を取り囲むように、いくつかの大きな立体駐車場があります。
巨大なお獅子のあたまが!とっても重そうです。赤い獅子と、黒い獅子がいるのですね。ご祭神を守っているそうです。
↓拝殿の前には、茅の輪くぐりがありましたので、私も左足から三度くぐってきました。
築地を守る神社だけあって、市場関係者のみなさんからの石碑の奉納がいくつもみられます。どちらもとても立派な石碑です!
↑玉子塚と、↓すし塚。
↑海老塚。↓左から鮟鱇(あんこう)塚と、活魚塚。
↓お稲荷様です。
↓さきほどの黒い獅子頭のある獅子殿にはこんな写真もありました。例祭である「つきじ獅子祭」の様子です。獅子頭を輿にのせて担いでいるのがわかります。すごい迫力と空気感が伝わってきました。このお祭りも一度体験してみたいお祭りです。
波除稲荷神社は、波除とあるのでてっきり津波が来ても大丈夫だった神社なのかと勘違いしていたのですが、どうやらそうではないようです。
江戸湾の埋め立てを進めていた江戸時代初期、埋め立ての一番の難所がここ築地近隣だったようで、幕府の埋め立て計画の仕上げとして最後にここを着手したようです。難所ということで、いくら堤防をつくっても、その都度激しい高水がさらっていってしまう。ある日海面を光り輝くものが漂っていたので引き上げてみると、稲荷大社のご神体だったそうで、ご神体を丁重に祀ったところ、埋め立ての工事が順調に進むようになった。なので「波除」の文字をつけた稲荷神社となったそうです。
築地に魚河岸ができるずっと以前からある神社ですが、今では築地市場の守り神になっているのでしょうね。
中央卸売市場の移転の話がありますが、これからも変わらずこの地と東京の市場を守っていってほしいものです。