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霊園とお墓のはなし

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・石材店スタッフブログ 年末年始もお墓参り

2025年12月31日(水)

こんにちは。お墓づくりのお手伝いをしている石材店の大塚のブログ「霊園とお墓のはなし」です。東京・神奈川・埼玉・千葉・群馬・静岡にて墓所をご案内し永遠の心を刻むお墓づくりをしています。

いよいよ令和七年も大晦日となりました。明日はいよいよお正月です。

以前掲載しました内容ですが、年末ということなので再度掲載してみます↓

いよいよ年末。年末のご挨拶ごとや忘年会などであわただしい12月だったという方は、体調はくずされてはいませんか?風邪やインフルエンザにも注意したいところです。

ところで、お墓参りなどのいわゆる「慣わし」や「風習」というものは実に千差万別です。慣わしや風習の違いは特に冠婚葬祭の場面で顕著に見て取ることができます。

そこで弊社のご案内している「お墓」の分野で考えられる風習の違いとして「年末や年始にお墓参りをしたほうがいい」という考え方があります。「年末にはお墓参りするが、お正月にはしないほうがいい」など、少し違う風習もあるかもしれません。お墓参りの時期については、季節や時間帯で様々な慣わし、風習もあります。今回は例として「年末や年始にお墓参り」で考えてみたいと思います。

みなさんはお墓参りをする時期は決まっていますか?

毎年お盆とお彼岸にはお墓に行く、という方は多いと思います。さらには朝方かもしれませんし、大安や仏滅の日かもしれません。逆に、お墓参りに行ってはならないタイミングはありますか?たとえば夜、たとえば妊娠されている方、たとえば雨の日。それぞれ、様々な謂われがあります。そんな中に「年末や年末にお墓参りをしない方がいい」という方もいらっしゃいます。

「今日は亡き人の命日だから墓参りしたいけど、仕事があるから遅い時間になってしまった」というように、なかには遅い時間にしかお墓参りをすることができない方もいらっしゃいます(足元がよく見えないのでお勧めはできませんが)。妊娠されている方はお墓参りをしないのか?→妊娠のご報告をご先祖様や亡き方にされる方もいらっしゃると思います。雨の日にはお墓参りをしないのか?→お彼岸やお盆、納骨の日が雨だったらどうするのでしょう?決行される方が多いと思います。

同じように、年末にお墓参りをすることを年中行事とされている家もいらっしゃいますし、今年の年末も墓参してきたよ!という方もいるかと思いますし、年末にお墓参りを避けるという方もいるかもしれません。これは同じように正月にも言えることです。

冒頭に申し上げましたが、慣わしや習慣は実に千差万別です。冠婚葬祭では「多くの方がこうしている」ということは事実として言えたとしても、慣わしの違いを指して「あなたのやり方は間違いだ」と明確に指摘することは、実は難しいのではないでしょうか。

「風習」というものは地域差があるとお考えください。大きくは、東北地方と九州地方では、慣わしにも大きな差があるのはわかると思います。同じように、山を越えれば方言も習慣も異なり、同様に川を越えれば、村が違えば、檀家の寺が違えば習慣に違いがあってもおかしくはありません。そんな時代が終わって現代にように文化が全国的に均一化してきているのはここ100年もたってはいないのです。

年末にお墓参りをする方もいれば、正月にお墓参りをする方もいる。そもそも年末年始のお墓参りを避ける家もある。どちらも間違いではありません。

慣わしや風習は千差万別。どれが間違いとは明確にはしにくいものではありますが、正解に近いであろう答えはあります。「これはどうなのだろう?」というものがありましたら、ご親族の年長の方に質問してみてください。もしくは地域の古老の方、檀家ならお寺様、氏子なら神社、というように自身のルーツに近い情報を持っている方が「自分にとっての正解に近い答えを持っている」ことがとても多いのではないでしょうか?夜にお墓参りをしない方がいい理由、妊娠されている方がお墓参りをしない方がいい理由、雨の日にお墓参りをしない方がいい理由、年末やお正月にお墓参りをしない方がいい理由、それぞれの地域や家ごとにちゃんとした理由が必ずあるはずです。(もちろんない場合も同様)。しかし、多くはその明確な理由が長い時間と共にうっすらと消えかかってしまい、結果「迷信」と言われたりしているのではないでしょうか。

ご親族の年長の方が教えてくれた答えと、ご友人の持っている答えに違いがあったとしてもちっともおかしなことではありません。慣わしとは「そういうもの」だからです。

年末や年始のお墓参りは、したい方はしてよい。してはいけないと感じられたらしない方がよい。ということなのではないでしょうか。

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