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・トルコとボスポラス海峡と日本の技術

10月30日 木曜日 晴れ 今日は富士山が頭だけ見えます。

トルコの首都イスタンブールを東西に分けるボスポラス海峡。ヨーロッパとアジアを文化的にも分ける海峡です。ここに新しいトンネルが150年越しで完成したということでニュースになっています。海峡のイメージとしましては、日本で言えば関門海峡とその鉄道トンネルの規模に近いようです。トルコからの要請での日本の援助(1533億円の円借款)でのプロジェクトで、トンネル工事の難関部である海底部分は日本の大成建設グループが担当したそうです。沈埋工法という、あらかじめ海底に掘った穴にトンネルの箱を沈めて埋める方式での工事だったわけですが、日本では首都高速(羽田トンネルや東京港トンネルなど)や鉄道(総武線快速の隅田川トンネルや京葉線東京港トンネル)などでも行われている技術になります。今回のトンネルは沈埋トンネルとしては世界最深の水面下60メートル。もちろん日本同様の地震国でもありますので、M7.5にも耐えうるトンネルとなっているそうです。昨日29日、トンネルを通る地下鉄の開通式が日本の安倍晋三首相とトルコのエルドアン首相が出席して行われました。

トルコと日本は不思議な縁があり、今では両国ともに友好関係にあります。明治期に日本で難破したトルコ軍艦のエルトゥールル号への海難救助を日本側が手厚く行ったということが友好の始まりのようで、その後の日露戦争でのロシアの敗退により支配されていたトルコが解放されたこと、イラン・イラク戦争時にイラン在住邦人を救出してくれたのがトルコ政府だったこと、先般の五輪開催地のライバルでありながらも両国首脳の友好的なやり取りがあったなど、その親交のエピソードは数知れません。

時には悲しい事件も起こることはありますが、今後も両国の友好関係は続いていくことと思いますし、今回の記念すべきプロジェクトに日本が携わっており、日本の技術を活かしてくれたということに感謝と惜しみない拍手を送りたいです。

ちなみに上記エルトゥールル号の遭難者の立派な慰霊碑(お墓)と埋葬地が和歌山県の潮岬の近く、串本の紀伊大島の東端にトルコ記念館とともにあるということなので、いつか訪れてみたいお墓のリストに入れておこうと思います。

※トルコ軍艦遭難慰霊碑 地図と画像

こういった慰霊のお墓や施設があると、何十年たった後でもお参りが出来ます。当時慰霊碑を建てられた方にも、お参りしたい側の人間として感謝させていただきます。

 

 

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