2014年2月10日月曜日 晴れ
本日は、埼玉県桶川市にありました、中山道桶川宿のご紹介をいたします。桶川と言えば、桶川霊園でのお墓のご案内をしている弊社なのですが、大塚本社のある北上尾から中山道を下っていき、桶川駅入口交差点を過ぎてしばらく進みますと、中山道桶川宿の案内看板と道標が見えてきます。
昔の宿場を思わせる建物と、街道の地図の案内板があります。
手洗い処・・・お手洗いを示してます。あ、何やら下の方にかわいい人がいます!
桶川市マスコットキャラクターの「オケちゃん」です!いま話題の「ゆるきゃら」さんでしょうか。とてもかわいらしいですね!頭にのせているのは、きっと紅花かと思われます。桶川市は紅花の町なのです。
すぐ横にはこんな道標もありました。
片面しか撮影しませんでしたが、見えている文字が「右 鴻巣宿」と書いてありますので、反対側はきっと「左 上尾宿」と書いてあるのでしょう。
北本宿というのがないのが残念ですが、北本宿=鴻巣宿とも言えるのでしかたありません。中山道の宿駅が定められた江戸初期、桶川の次の宿場は現在の北本市の北本駅近くに置かれたのですが、「桶川宿から近すぎるし、その次の熊谷宿まで遠すぎる」ということで、宿場町をもっと北側に移動させることとなりまして、移動した新しい宿場が現在の鴻巣市にあたり鴻巣宿。その後、町ごとそっくり移動したものなので現在の北本の地には宿場はなくなってしまったわけです。おっと余談でした。北本については、また別の記事で書いてみたいと思います。
すぐ隣にある案内板です。街道沿いの街並みについて書かれています。
文字がちっちゃいので拡大してみます。
昔ながらの建物や石碑などがいろいろと点在している町なんですね!桶川は魅力たっぷりです。
案内板には↓このように書かれています。
桶川は紅花のみならず、麦の町でもあったのですね~!そして、日本橋までの距離がマラソンの距離に近いとか。桶川から日本橋までのマラソンとかあったりしたのでしょうか?どうなのでしょう。
中山道のこのあたりは、倫理法人会のみなさんがボランティアで清掃美化活動されているようです。いつもいつもありがとうございます!
案内板から一歩進むと、井戸?水場?があります。
↑カマド ベンチ と書いてあるのでしょうか?
今は水は出ていませんし、溜まってもいませんが、じゃぶじゃぶとすることができるようになっています。
桶川宿まちかどオアシス 中山道のいずみ だそうです。防災用手押井戸・かまどベンチと書いてあります。設置者の中山道商店会のみなさん、憩いのスペースをありがとうございます!
そしてその傍らにはとても趣深い石碑がありました。竹垣と砂利と石で和のテーマで作られています。
滋味 みちよ
お茶の水女子大学有志 卒業生
実践女子大学 辻村研究室卒論生桂会
・・・とあります。
桶川市出身で、日本初の女性農学博士、辻村みちよ博士の顕彰碑だったようです。緑茶の中にカテキンが含まれることを世界で初めて発見した方。1981年に終焉の地であった豊橋市のご自宅内にこの石碑は建てられたそうですが、2013年11月にこの地に移されたそうです。
不勉強ながら知りませんでした。カテキン毎日摂取してます!辻村先生ありがとうございました。
季節の花も並んでいて、ちょっと一息つくのにちょうどいいポケットパークです。あ、あれは昔懐かしのポストがあるではありませんか。
投函された手紙を取りにくる時間を見てみると・・・あらら、書いてありません!
このポストには投函できません。ここに郵便局があった印のようで、旧南小学校の廊下に設置されていたものだそうです。いろいろな思い出の詰まった大切なポストなのですね。これからも大切に保存していってください。
トイレの周りには・・・
これはひょっとして、紅花ですね!真冬なのにつぼみがパンパンです。
さぞ立派な花が咲くことでしょう。
今回は桶川宿のご紹介でしたが、中山道上尾宿や鴻巣の中山道箕田追分も以前に書いてみました。また街道についての記事をつくりましたら是非読んでみてくださいね!