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霊園とお墓のはなし

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・「供養」習慣が「やさしさ」育てる 民間企業と尾木ママが共同調査(つづき)

2015年10月10日 土曜日

こんにちは。埼玉県上尾市に本社を置き、埼玉県だけでなく東京、神奈川、千葉、群馬、静岡にて霊園と墓地をご紹介・ご案内し、墓石の製造加工と墓所への据付施工工事という「お墓作りのお手伝い」をしております石材店の株式会社大塚のブログ「霊園とお墓のはなし」です。

昨日の記事(・「供養」習慣が「やさしさ」育てる 民間企業と尾木ママが共同調査)の続きになります。日本石材工業新聞2015年9月25日号より転載させていただきます。(日本石材工業新聞さんよりご許可をいただきました)

 

子供の「供養経験」と「やさしさ」の関係性  (株)日本香堂が調査結果発表

(株)日本香堂(代表取締役社長=小仲正克氏、本社=東京都中央区)は去る9月11日、『子ども達の「供養経験」と「やさしさ」の関係性』調査の結果を発表した。

この調査のきっかけは、テレビでもお馴染みの「尾木ママ」こと教育評論家の尾木直樹氏の発言で、『供養行為に対する子ども達の経験頻度と彼等のやさしさの度合には強い関係性があるはず』という見解をもとに、(株)日本香堂が尾木ママに共同検証を申し入れ、今回の調査が行われることになった。

対象となったのは全国の中学・高校生1236名でも尾木氏の指導・監修のもとに設計・実施が進められた。今年8月にインターネット上で行われたこの調査結果に対し、長年いじめ問題を調査研究している尾木氏は『教科書や口頭だけの「徳目」的な道徳教育の強調よりも、具体的に祈る「行為」の力の方が、確実に子どもたちの中にコンパッション(やさしさ・思いやり)を醸成し、高めることを暗示している』とコメントを寄せている。

調査結果を概観してみると、中高生の【墓参り頻度】については、「年に2回以上」が30%、「年に1回」が35%と、3人に2人は「年1回以上」と習慣化していることが判明した。【仏壇の礼拝】については、自宅に仏壇のある層の「ほぼ毎日」と非保有層の「(祖父母・親類宅へ)行くたびに必ず仏壇参りをする」を括った「毎回」群は全体の41%を占め、「時々」の37%、「しない」の21%を抑えての多数派となっている。

図①お墓参りに行く頻度 円グラフ 図②お墓参りに行く頻度

一方、【他者への冷淡さ】に関する中高生の自己評価については、過半数が他人のトラブルから距離をおき、身を遠ざけようとする自分のクールな内面を否定しきれていないことが明らかになった。

【他者への理解・共感】に関する中高生の自己評価では、「弱者への寄り添い」や「親身な相談」など、積極的な援助行動には大多数の中高生が尻込みしている様子もうかがわれる。

今回の調査のテーマである『子ども達の「供養経験」と「やさしさ」の関係性』はどうなっているかというと、【墓参り頻度】別の2群間で比較した「他者への冷淡さ」に対する否定率と「他者への理解・共感」に対する肯定率に統計学的有意とされる多くの差があることが判明。

図③墓参頻度別にみる「他者への冷淡さ」否定の割合

図④墓参頻度別にみる「他者への理解・共感」肯定の割合

【仏壇の礼拝】においても、習慣的に合掌・礼拝する「毎回」群とその他2群との間で比較した「他者への理解・共感」肯定率に、統計学的有意とされる多くの差があることもわかった。

また、墓参「年1回以上」と仏壇礼拝「毎回」の群れはいずれも他群に比べ、他項目にわたり「供養の理由」をより肯定的に捉える傾向にあることも明らかになった。

図⑤墓参頻度別にみる「供養行為の理由」

詳細については、各グラフを参照していただくとして、調査結果を踏まえた尾木ママの特筆すべき箇所を引用しておきたい。

今回の調査は「お墓参りや仏壇に手を合わせるといった経験や習慣のある子どもは、他者に対するやさしさや思いやりがより深いのではないか、という仮説の検証を目的としている」。

「調査結果から大きく二点に注目したい。第一には、お墓参りや仏壇に手を合わせる頻度によって、《他者へのやさしさ》に対する自己評価にかなりの差が認められる点である」。供養の行為を通じて「他者への理解・共感が内面化されている可能性が高いといえよう」。

「第二には、スピリチュアルなものに対する眼差しの違いである」。「先祖といった目に見えないスピリチュアルなものに対する畏敬の念が、家庭の中で文化として息づいていることが推察される」。

「お墓参りに行き、日々仏壇に手を合わせる子どもたちが少なからずいること、そしてその行為が頻繁で日常化されていればいるほど、他社へのやさしさや思いやり、換言すれば、コンパッションが高くなる傾向にあることが示された」。

※本紙面内では墓参に関連するグラフのみの掲載となっています。

 

※以上、日本石材工業新聞より引用。

「供養」習慣が「やさしさ」育てる 民間企業と尾木ママが共同調査 日本石材工業新聞 2015年9月25日号2

 

弊社大塚はお墓づくりに携わる仕事を生業にしている会社です。もちろんメンテナンスや修理、お墓の引越しなども手掛けていますので、日頃のお手入れやお墓参りを通して数十年単位のお付き合いをさせていただいているお客様もたくさんいらっしゃいます。お墓参りを経験して成長していくことが数値的にも大切だということがわかり、これからは胸をはって「お墓参りは大切ですよ」とお伝えしていこうと思います。

 

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