正しいお墓の買い方 [その4]
(前回 正しいお墓の買い方 [その3])
7.石の種類。
現在墓石に使用されている石材のほとんどが御影石(花崗岩)で、その8割以上が輸入材です。
そしてその種類は何百種に及びます。同じ御影石でも硬度がそれぞれ異なり、一般的には硬い石ほど光沢を出すのに手間がかかりますが、一端、磨き上がるとその石の艶は長持ちします。硬度の低い石はその逆です。また、吸った水をはき出しにくい石があり、そのしみ込んだ水が寒冷地などでは凍って割れることがありますので、避けたほうがよいでしょう。また、鉄分を多く含んだ石がありますが、水と融合して錆が出る可能性が高いので避けたほうがよいでしょう。では、硬度が最も高く、最も水を吸わない石が高い石なのかというと、必ずしもそうではありません。石は天然素材のため、人気があって産出量が少ない石ほど希少価値がついて高額になります。
従って石質が悪いから安い、良いから高いとは、いちがいに言えないということです。これらの石の特質は、一般の方にはわかりません。そこにブローカーやにわか石材店が入り込むチャンスがあり、特売品が出回るわけです。くれぐれも信頼できる石材店で購入されることをお奨めします。
(全優石「正しいお墓の買い方」より抜粋)
実は「石」と言ってもいろいろあるのです。とても奥深いものなのです。
餅は餅屋、石は石屋です。石の専門家であるスタッフが、お客様の疑問、質問にひとつひとつ丁寧にお応えします。お気軽にご相談ください。