2017年12月12日 火曜日
こんにちは。埼玉県上尾市に本社を置き、埼玉県だけでなく東京、神奈川、千葉、群馬、静岡にて霊園と墓地をご紹介・ご案内し、墓石の製造加工と墓所への据付施工工事という「お墓づくりのお手伝い」をしております石材店の株式会社大塚のブログ「霊園とお墓のはなし」です。
今日は本社総合受付のKTさんの記事になります。以下本文↓
上尾市西門前にある臨済宗円覚寺派少林寺様に、この度『五劫思惟阿弥陀仏(ごこうしゆいあみだぶつ)』が建立されました。この阿弥陀様は何と言っても頭が特徴的で、通常のものより頭髪にかなりボリュームがあります。
京都の金戒光明寺様にある五劫思惟阿弥陀仏をモデルに、彫刻する職人が現地に行って細部までよく見てもらったうえで制作しました。
五劫思惟の阿弥陀仏は頭髪(螺髪)が被さるような非常に大きな髪型が特徴である。
『無量寿経』によると阿弥陀仏が法蔵菩薩として修業していた過去久遠の昔、もろもろの衆生を救わんと四十八の大願をたて五劫の間、剃髪をすることもなく只管打坐し、思惟をこらしていた時の姿型で、一劫とは四十里立法(約一六〇キロメートル)の大岩に天女が百年に一度舞い降り羽衣で撫でて、岩が磨り減り小さくなり形が無くなるまでの気の遠くなるような永い時間のことである。
落語の「寿限無寿限無、五劫のすり切れ」はここからきている噺である。
(以上、少林寺五劫思惟阿弥陀仏案内板より)
制作にあたって色々調べましたが、木製は関東地方にもあるようですが、石製は全国的にも珍しく中々見られないようです。
機会がありましたら、墓地が広がっている側の本堂の脇に鎮座されていますので是非ご覧ください。