2020年7月10日 金曜日
こんにちは。埼玉県上尾市に本社を置き、埼玉県だけでなく首都圏にて霊園と墓地をご紹介・ご案内し、墓石の製造加工と墓所への据付施工工事をしております石材店の株式会社大塚のブログ「霊園とお墓のはなし」です。
今日の記事は、本社のKTさんからになります。以下本文↓
埼玉県川口市安行の古刹寺院、瑞龍山興禅院を散策してみませんか(興禅院 第2号)
四季折々に咲く草花が訪れる人々の心を癒してくれます。
今回は興禅院の縁起をご紹介したいと思います。
瑞龍山興禅院
興禅院は、川口市の北東部「植木の里」安行にあって、県立植物振興センターに隣接し、緑陰深く位置しています。曹洞宗に属して山号を瑞龍山と称し、玉龍山法性寺(川口市里)の末寺です。
今から474年前の天文十五年(1546)に法性寺四世天當益大和尚によって開山されました。開基は特定されていないので複数の人であったと思われます。
この地は洪積台地の縁辺に近く、湧水も豊富で近隣に古代遺跡の存在も認められますので、開創以前すでに霊地であったことが考えられます。
寛永六年(1629)、関東群代伊奈氏が赤山に陣屋を構えると、重臣冨田氏が大檀那となり寺門の興隆に尽くしたので中興の開基とされています。又、四世南巖大和尚も、冨田氏や旗本藤川氏の助力を得て諸堂宇を整備したので中興の祖と仰がれています。