2015年11月7日 土曜日 晴れ
こんにちは。埼玉県上尾市に本社を置き、首都圏にて霊園と墓地をご紹介、ご案内し、墓石の製造加工と墓所への据え付け施工工事という「お墓作りのお手伝い」をしております石材店の株式会社大塚のブログ「霊園とお墓のはなし」です。
ペットを家族とされている方は、さまざまな場所に一緒にお出掛けされるシーンがあると思いますが、墓地や霊園ではペットを歩かせてお墓参りが許可されない場合や、歩かせなくとも抱っこをしていれば大丈夫という場合もあれば、ほもそもペットを連れての墓域への立ち入りが禁止となっている墓地も少なくありません。
ペットと共に生活をされている方、家族同然と考えられている方にとっては、理不尽に感じられる場合もあるかもしれません。そかし、これには理由があるのです。
ひとつには、墓地は遺骨があるため衛生面から保健所の指導を受けているという点があります。いまはほとんどが遺骨ですが、墓地によっては、歴史あるお墓によっては、土葬された方がたくさん眠っているという場所もあります。土を掘られ、遺骸の一部がおもてに表れることは衛生面から避けるべき点といえます。
二つ目は、必ずしも動物が好きな方ばかりというわけではない、という点も挙げられます。中には動物が苦手な方もいますし、お墓に眠っている方が動物を苦手とされていた場合は、遺族としてはできればお墓に近寄って欲しくはない、という家もあるでしょう。また、宗教的に「犬畜生」の考え方によってできるだけ避けたいという方も少なからずいらっしゃるのも事実です。そうした皆さんの了承を得るのはとても難しいことです。
ただし、ペットが遺骨となった場合は少し話が変わり、ペットとともに眠ることのできる墓地や霊園は近年とても増えてきました。しかしそれでも墓参時にはペットは墓域立ち入り禁止となっている墓地の比率はとても高いのが現状です。
ただし、一部エリアのみペットの立ち入りを許可されているケースもあったりしますので、お墓をお探しの際には、よくよくご質問されるとよいのではないかと思います。
さてそんなペットの墓域への立ち入りが認められていない墓地や霊園の場合、墓域の入り口にリードをつないでおく場所があるケースもあります。
こういった、リードをつなぐ場所のない霊園もありますので、お墓をお探しの際には、こういったものがあるのかないのか、ない場合はどうしたらよいか、ご質問されるとよいかと思います。
※なお、上記写真は桶川霊園の様子になります。
※ペットのお墓「スブニールストーン」についてはこちらをごらんください。