2016年5月17日 火曜日 雨
こんにちは。埼玉県上尾市に本社を置き、埼玉県だけでなく東京・神奈川・千葉・群馬・静岡にて霊園と墓地をご紹介、ご案内し、墓石の製造加工と墓所への据付施工工事という「お墓づくりのお手伝い」をしております石材店の株式会社大塚のブログ「霊園とお墓のはなし」です。
石材業界唯一の業界新聞である「日本石材工業新聞」。
その2016年5月5日号に熊本地震のお墓被害の様子が掲載されていました。
以下引用させていただきます。
「熊本地震」石造物も被害甚大
4月14日からの一連の熊本地震により、5月4日午後11時までに熊本県・大分県で震度1以上を観測する地震が1200回を超えるなど、予断を許さない状況が続いている。記者も4月30日に熊本市内を訪れたが、前日に大分県で震度5強の地震が発生したほか、墓地の視察中に余震が起きるなどし、現地の方たちの不安や新郎は計り知れないものがある。
熊本城の敷地内は立ち入り禁止となっており、周囲の道路から見える範囲でも、激しく崩落している箇所がいくつかうかがえた。
車を走らせていると、瓦の落ちた屋根にブルーシートがかけられている光景や傾いてしまっている建物などもあり、通り沿いの石材店展示場の中には石製品などが倒壊している様子も見られた。
墓地も数カ所見て周ったが、建墓後、長い年月が経っているものに被害が多いように感じるが、地盤の影響もあるのか、倒壊の激しいエリアとそうでない場所があることもうかがえる。墓地での被害件数は相当数に及んでおり、余震も続く中で、復旧までにはかなりの時間が必要になるだろう。
墓地では、墓石の修復作業等を行っている石材店の姿も見られたほか、お墓の状態を確認しにきている家族連れも多く見られ、中には倒壊したお墓に向かい花を供え、手を合わせている方の姿もあった。また、被害のあった墓石を動かしている一般の方の姿も見られ、余震も続いている中で、二次被害を避けるための注意喚起も求められることだろう。
このような中、熊本県内の石材業者で組織する熊本県石材工業組合連合会では5月3日に会合を開き、県内各地の墓所被害状況等を共有したほか、今後の対策などについて意見を交わした。同連合会には他県から墓地復旧に向けたボランティア協力などの声も入っているとのことで、その受け入れ方法などについても話し合ったほか、墓石修復の目安となる金額なども決定したという。同連合会では今後も継続的に会合を開き、各地の状況などを共有していく予定となっている。
書く石材店には連日のように修復依頼の問い合わせなどが寄せられており、その対応や墓所の修復作業、さらに地域の復旧に向け、不断の努力が続けられている。
※以上、日本石材工業新聞 2016年5月5日号より文章と画像を引用させていただきました。
今回の熊本地震については、先日もいくつか記事にしております。
・震災復興支援企画のくまモンプラモデル(1,500円の寄付金付き)
今回の熊本地震の一刻も早い収束と、被災された方々が穏やかに暮らすことができることと、復興と復旧、そして復幸を願います。