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霊園とお墓のはなし

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・もしもお墓参りの最中、墓地にいる際に地震が起きたら

2016年5月10日 火曜日 雨

こんにちは。埼玉県上尾市に本社を置き、埼玉県だけでなく東京、神奈川、千葉、群馬、静岡にて霊園と墓地をご紹介・ご案内し、墓石の製造加工と墓所への据付施工工事という「お墓づくりのお手伝い」をしております石材店の株式会社大塚のブログ「霊園とお墓のはなし」です。

 

今日は地震について。

まずは熊本地震によって被災されました皆様にはお見舞い申し上げます。そして、一刻も早く安心して過ごせる日が来ることをお祈り申し上げます。

 

地震大国である日本においては、下は保育所や幼稚園、上は老人介護施設に到るまで、さらにテレビやメディアなどでも「地震対策」「いざ地震が来たらどう行動するか」ということが多方面より啓蒙されています。

学校や自宅、オフィスにいる場合でしたら机の下に隠れたり、建物から外に避難する場合はガス栓やブレーカーを落としたりなど、二次災害である火災の元にも気を配ったりなども言われていますね。

そして東北で古くから伝わっていたという「つなみてんでんこ」の教え。震災によって大津波による被害が出た中この教えで難を逃れたという方が少なからずいたということもあってクローズアップされました。

そこで今日は一点だけ強くお伝えしようと思います。

 

もしもお墓参りの途中で地震が起きたら

お墓参りを今まさにしているタイミングでもよいですし、いやこれから墓参しようと墓地に踏み込んだところでもいいですし、墓参が終わって墓地を離れる際でもよいです。とにかく墓地にいる際に大きな揺れを感じたらこうしてください。

速やかに墓石から離れる

大きな揺れを伴う地震が起こりますと、その揺れ方にもよりますが重い墓石は横に跳びます。揺れだけでなく、墓石の形状や堅牢に組まれているかどうか、ということも倒壊するかどうかや墓石が飛ぶかどうかに関わってきます。そしてそれぞれに差があると思います。

東日本大震災では、弊社のある埼玉や東京、神奈川では通常の三段墓からなる和型墓石の被害は「ずれ」が認められたものの倒れたりした例はごくわずかでした。しかし、墓地には「灯籠」という非常に重心の高い構造物がたくさんあります。灯篭の倒壊修理の依頼は実にたくさん弊社にも届きました。また同じ石ということですと石造りの塀が倒れた、崩れたという連絡も複数届きました。

ちなみに震度4ほどの地震があったあとの弊社の展示場では墓石のズレが認められました。

2015年5月25日 震度4の地震でお墓の墓石、石塔がズレるDSCN7041 2015年5月25日 震度4の地震でお墓の墓石、石塔がズレるDSCN7038 2015年5月25日 震度4の地震でお墓の墓石、石塔がズレるDSCN7042 2015年5月25日 震度4の地震でお墓の墓石、石塔がズレるDSCN7044

出荷前、据付前の石材にて置き場に「積んであるだけ」ですのでしっかりとした施工をしているわけではありませんが、揺れによってどうなるかという参考にはなるかと思います。

では、東日本大震災時の埼玉東京神奈川レベルの揺れではなく、より強い揺れだとどうなるか。

 

こちらは熊本地震の際のNHKで放映された空撮の映像です。(・熊本地震 これを機に地震に強いお墓を考えるの記事より)

2016年4月 熊本地震 墓石 お墓 壊れる 倒壊 被害 被災3 2016年4月 熊本地震 墓石 お墓 壊れる 倒壊 被害 被災2 2016年4月 熊本地震 墓石 お墓 壊れる 倒壊 被害 被災1

被害を受けられましたお墓は、その修復作業もとても大変なことと思います。修理をされる施主様や石材店の方も多くは被災されていることと思います。

ご覧のように、石の部材が倒れ広がっているのがわかるかと思います。

石材は小さなものでも数十㎏。大きな部材は数百㎏にもなります。もし墓地にいる際に地震に遭い、目の前の墓石が倒れそうになったとしても、けっして手で支えようとはしないでください。人間の力で支えることは不可能です。不可能どころか、とんでもない大けがに遭ったり、命の危険にも直結するとお考えください。

熊本では現在も余震による墓石の倒壊が続いているようです。(↓NHKニュースによる2016/05/08公開のYouTube動画

 

石材店からのお知らせです。もう一度言います。

 

もしもお墓参りの途中で地震が起きたら

速やかに墓石から離れる

 

お墓の地震対策については、阪神淡路、新潟中越、東日本大震災を経た今日、可能な限り強い揺れのことを想定した施工技術が研究・考案されてきています。耐震設計や免震施工、重心の低い墓石にするなど様々な手段があります。

おはかお問合せ、お越しの際はこちら→ お墓無料相談窓口 お問合せ番号 0120-36-1217(代表)

 

今回の熊本地震の一刻も早い収束と、被災された方々が穏やかに暮らすことができることと、復興と復旧、そして復幸を願います。

 

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