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霊園とお墓のはなし

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・墓じまい 無縁墓にならないように、お墓の将来を考えて②

2014年11月2日 日曜日 曇り

こんにちは。埼玉県上尾市に本社を置き、東京、神奈川、千葉、群馬、静岡にて墓地と霊園をご案内し、墓石の製造加工と墓地への据付施工工事という「お墓づくりのお手伝い」をしております株式会社大塚のブログ「霊園とお墓のはなし」です。

昨日の記事「・墓じまい 無縁墓にならないように、お墓の将来を考えて①」の続きになります。昨日の記事では、無縁墓とはどういった状態なのかということを書いてみました。

無縁墓になってしまう状況とは

それでは、今はまだ大丈夫だか、将来ひょっとしたら無縁墓になってしまうかもしれない状況としては、次のようなものが考えられるのではないでしょうか。

①お墓の次の承継者、跡継ぎがいない。

②子供たちや関係者がお墓の承継者になりたがっていない。

③自分は辛うじてお墓の場所なども覚えているが、跡を継ぐ人がお墓についての情報など全く知らない。

この場合、③の場合は、お墓がどこにあるのか、管理費はどうしているのか等、情報を跡継ぎと管理者にそれぞれ伝えることで無縁墓になってしまうことを防ぐことができます。もしこういった状況に近い人がいらっしゃいましたら、できるだけ早めに跡継ぎの方に情報を伝えておいた方がいいでしょう。①の跡継ぎがいない方については、はっきりと跡継ぎがいないことが見えていますので、いまから対処する方法はいくつかあります。②の誰もお墓を継ぎたがっていないという場合・・・こちらは可能であれば再度確認が必要かもしれません。時間と共に「あの時はお墓は継がないと言ったけど、やっぱり継いでおけばよかった」というように考え方なども変わるかもしれないからです。ただ、「もしも」の時がいつ来るかは誰にもわかりません。

今からできる墓じまいの準備

まず考えられるのは、自分が元気なうちに墓じまいをするということ。次に考えられるのは、自分の死後に自分の意思を伝える手段として遺言書やエンディングノートに「自分の死後はお墓はこうしてくれ」と明記しておくというもの。ただし、はっきりと自分の後を綺麗にしておきたいのであれば、自分が元気なうちに綺麗に整理した方が気持ちもすっきり、安心してエンディングを迎えられると思います。

それでは、元気なうちにできる墓じまいとはどういったことが考えられるでしょうか。

墓じまいの種類

お墓は遺骨の納骨施設です。遺骨のその後には様々な方法と考え方があると思います。

①散骨

②永代供養墓

大まかに考えると上記の二つに分けられると思います。散骨は近年話題となってきておりますが、海洋散骨や山への散骨などがあります。しかしまだ件数は多くなく、散骨を請け負う会社もまだ多くはありません。お墓が伴わない分廉価な場合もありますが、船のチャーター代等もかかりますので、会社によっては安めのお墓を建てるのと金額的には変わらない、という場合もあるようです。樹木葬というものも近年大いに話題になっています。ここでよく認識しておかなければならないのが、「樹木葬」という言葉の定義、「永代供養墓」という言葉の定義が「現在は完全にはかたまっていない」ということ。樹木葬や永代供養墓と耳にしてどういったものを想像されますか?樹木葬墓地といっても、墓石を使用しないものもあれば、墓石を使用する通常のお墓とほとんど変わりのないものもあります。永代供養墓も同様です。大きな納骨堂のような施設におさめられるものもあれば、中で骨壺が個別安置されるもの、骨壺で安置はせずにすぐ他の遺骨と一緒くたになるもの、通常のお墓に限りなく近い個別型のお墓であって「永代供養墓」の名前のあるものなど、です。

お墓の跡継ぎは必要かどうか

墓じまいの後の遺骨の行先として、「お墓の跡継ぎは必要かどうか」ということをよくご確認いただければと思います。たとえば通常のお墓に近い形状の樹木葬墓地や永代供養墓の場合、承継者を設定せず、最後に納骨されてから30年などの一定期間、経営主体の寺院などより供養され、そのあとの年限後に土に戻るようにされるというものもあるからです。もちろん散骨されるという場合は、遺骨は残りませんので承継者の必要はなくなります。

墓じまいは大きな決断。慎重にご判断を。

墓じまいは大変大きな決断になります。非常に慎重な判断が必要と思います。お墓を持っている場合、もしくは遺骨をどこかに安置している場合の管理費は年間数千円などの金額になります。遺骨があればどんなに時間がたってもお墓を再び建てることはできます。先祖供養を復活させることが可能なのです。もし散骨をしてすべての遺骨をまいてしまった場合には、遺骨はもう戻りません。永代供養墓や樹木葬の個別安置のできるタイプであれば、「あー、やっぱりお墓があるといいな」と後の世の方々が感じたときに、改めて検討することができるのです。

なくしてしまうのは簡単なことですが、考えが変わったりした場合のことを考えると、猶予期間のある「永代供養墓」(個別安置のあるタイプ)を選んでおくという安全策が様々なケースに対応できるように思えます。

いずれにしましても、墓じまいは慎重にご判断ください。

今のお墓のあるお寺や、墓地の管理事務所、信頼のおける葬儀社や石材店に相談してみるというのも一つの手かもしれませんね。

 

さて弊社大塚も石材店です。お気軽にご相談くださいませ。

 

 

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