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月別アーカイブ: 2014年7月

・お墓に使う石材の種類 インド産 インド黒

2014年7月5日土曜日

こんにちは。霊園・墓地のご紹介と墓石の販売・施工をしています石材店の大塚のブログです。今日の記事は「お墓に使う石材の種類 インド黒」です。

 

お墓に使う石材の種類 インド産 インド黒

↓写真中央の黒い石塔に使われている石材が、インド黒になります。

お墓に使う石材の種類 インド黒DSCN5059

↓こちらは反対の角度からの写真。

お墓に使う石材の種類 インド黒DSCN5053

確かに黒色ではありますが、漆黒の黒色というわけではありません。

近寄ってよく見てみると、細かな「目」を確認することができます。

お墓に使う石材の種類 インド黒DSCN5054

インド産の石材は美しい目を持った石種が多く、弊社石材店の大塚でも人気でもあり、また評判もよいことからおすすめもしやすい石種が多いです。その中でもこの石種「インド黒」は、インド産独特の深い艶があり、変色しにくく高硬度・高品質の高級石材で、黒御影独特の重厚感もあり、石質にこだわる方にも好んで選ばれている銘石になります。

インド黒は大塚おすすめの石種のひとつです。

お墓に使う石材の種類 インド黒DSCN5057 お墓に使う石材の種類 インド黒DSCN5056

墓地の中にこちらの石種を使用したお墓を建てた様子をご想像ください。納得のお墓づくりになる石種の一つなのではないでしょうか?

お墓に使う石材の種類 インド黒DSCN5071

実物をご覧になりたい方は、お気軽に弊社大塚までご相談ください。本社墓石展示場のほか、サンプルでのご提示や、すでに建立されている墓石を見ていただくことも可能な場合もあります。

 

お墓のことで疑問やご質問、お困りのことなどありましたら、全優石加盟の弊社大塚にお気軽にご相談ください。お墓相談員(全優石)やお墓ディレクター有資格者(石産協)など専門の知識のある者が丁寧にご対応させていただきます。

お問い合わせ、お越しの際はこちら → お墓無料相談窓口

お問い合わせ番号 0120-36-1217(代表)

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お墓に使う石材の種類について、サイト内の他の記事を見る

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・20140704 黒鬼灯(くろほおずき)の花が咲いた!

2014年7月4日金曜日
こんにちは。石材店の大塚のブログです。墓地や霊園、墓石のご案内と販売の会社です。

今日は7/4。アメリカ合衆国の独立記念日です。ハリウッド映画ではたびたび7/4にちなんだ作品やシーンが出てくるので、アメリカ合衆国の市民でなくとも記憶してしまいますね。

そんな本日7/4。埼玉県上尾市にあります大塚本社では、黒鬼灯(くろほおずき)の花の蕾が開花しました!

黒鬼灯(くろほうずき)の花が咲いた!DSCN5044

「黒鬼灯」という字面からはかけはなれた、とっても優しげなかわいらしい花ですね!黒ほおずきの花は見たことなかったので、薄紫色の花が咲いて「おー、薄紫色だ!」と感動しました。

黒鬼灯(くろほうずき)の花が咲いた!DSCN5042

まだ一輪しか咲いていませんが、まだまだほかにも蕾はあります。しばらくの間は目の保養にさせてもらえそうです。

黒鬼灯(くろほうずき)の花が咲いた!DSCN5045 黒鬼灯(くろほうずき)の花が咲いた!DSCN5046

大塚の中庭は展示墓石や完成した墓石が並んでおり、そんな中に花を咲かせてくれました。

↓こちらは桔梗の花。次々に花を咲かせてくれてます。

桔梗(キキョウ)の花 青 白 DSCN5047

↓こちらは紅花。花びらが真っ赤に染まりました。

紅花 真っ赤 真紅 DSCN5049

黒ほおずきの今後が楽しみです。

黒鬼灯(くろほうずき)の花が咲いた!DSCN5044

独立記念日を祝っているアメリカでも、黒鬼灯は咲いているのでしょうか?(アメリカにもあるのかな?)

黒ほおずきは、「鬼灯(ほおずき)」と名前についていますが、植物としてはホオズキ属ではなく、オオセンナリ(大千成)属。ナス科の植物です。ホオズキと言えば、お盆を思い出してしまいます。もうすぐお盆です。弊社は石材店でお墓のお仕事をしています。お盆のご準備は大丈夫ですか?お墓で気になる点などありましたらお気軽にお問い合わせください。

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過去の記事

・フウセンカズラ(風船葛)とクロホオズキ(黒鬼灯)の芽が出てきた

・フウセンカズラ(風船葛)とクロホオズキ(黒鬼灯)の芽がのびてきた

・20140615 大塚 墓石展示場の植物 ~桔梗、紅花、風船葛、黒鬼灯、紫陽花、バラ

・20140620 桔梗の花が咲きました!

・20140623 墓石展示場の紅花(べにばな)が咲きました

 

 

・大塚本社、中山道沿いのポール看板メンテナンス

2014年7月3日木曜日 曇り

関東一円にネットワークを広げる墓石販売の石材店、大塚のブログです。みなさんこんにちは。

今日は、朝から埼玉県上尾市にある大塚の本社の看板のメンテナンスが入っています。昨日まで四日間お大塚本社社屋屋上の看板のメンテナンスを行っておりましたが、そちらは昨日無事に完了。これからポール看板に手を付けます。

(お墓のメンテナンスについては、・墓石の目地(メジ)、劣化していませんか? ・墓石の文字に入れた色、落ちていませんか? 墓石文字の色入れリフォーム ・墓石に刻む文字 書体と墓石色と色入れによる違い このあたりの記事をご参照ください。)

↓道路は中山道(埼玉県道164号線)。電線の下にある「石 株式会社大塚」と縦に伸びているのがポール看板。(写真は以前のもの)

大塚本社

これを今回は日本の柱から各ブロックを取り外し、ステンレスの箱と盤面などをさらに分解して綺麗にし、活用できる部分を残して古くなった箇所を新しくする・・・というメンテナンスです。

現状の↓この看板、どのようにきれいになるのか、今から楽しみです。

大塚本社、中山道沿いのポール看板メンテナンスDSCN5019

経年劣化によって、近くで見てみると塗料の剥離や汚れ、錆などかなり目に入ってきます。

大塚本社、中山道沿いのポール看板メンテナンスDSCN5020 大塚本社、中山道沿いのポール看板メンテナンスDSCN5022

↓こちらは上(屋上)から見た様子です。

大塚本社、中山道沿いのポール看板メンテナンスDSCN5024

高所作業車による作業が始まりました。今回のメンテナンスは、弊社大塚がいつもお世話になっている上尾市内のアイワ工芸さんにてお願いしました。

大塚本社、中山道沿いのポール看板メンテナンスIMGP0359 大塚本社、中山道沿いのポール看板メンテナンスIMGP0358

次々に各ブロックが取り外され、降ろされていきます。

大塚本社、中山道沿いのポール看板メンテナンスDSCN5023 大塚本社、中山道沿いのポール看板メンテナンスDSCN5026 大塚本社、中山道沿いのポール看板メンテナンスDSCN5027 大塚本社、中山道沿いのポール看板メンテナンスDSCN5029

結構な高さがあるので、素人目で見ているとハラハラドキドキしてしまいますが、職人さんたちはしっかりと着実に手際よく作業を進めてくれています。

大塚本社、中山道沿いのポール看板メンテナンスDSCN5031 大塚本社、中山道沿いのポール看板メンテナンスDSCN5032 大塚本社、中山道沿いのポール看板メンテナンスDSCN5036 大塚本社、中山道沿いのポール看板メンテナンスDSCN5037

すっかり看板はすべて取り外されました。

大塚本社、中山道沿いのポール看板メンテナンスDSCN5039 大塚本社、中山道沿いのポール看板メンテナンスDSCN5040 大塚本社、中山道沿いのポール看板メンテナンスDSCN5042

各ボックスがなくなってみると、なんとも少しさびしげに感じられるのは私だけでしょうか。これから約一か月弱の間、新しく生まれ変わるまでの期間はこの状態のままとなります。

大塚本社、中山道沿いのポール看板メンテナンスDSCN5044 大塚本社、中山道沿いのポール看板メンテナンスDSCN5045 大塚本社、中山道沿いのポール看板メンテナンスDSCN5046

今までは看板があったので見えなかった部分が、ものすごく錆びているのがわかりました。メンテナンスしてよかったです。

本日は、看板を取り外した後、ポールの錆止めを塗ってもらうところまでです。

大塚本社、中山道沿いのポール看板メンテナンスDSCN5039 (2)

錆止めが白くきれいに塗られました。

看板の有り無しの比較です。

大塚本社、中山道沿いのポール看板メンテナンスDSCN5040 (2) 大塚本社

リニューアルが完了するまでの間、柱の横に取り付けている赤い「全優石」の袖看板にアピールをお願いしましょう。がんばれ袖看板!

大塚本社、中山道沿いのポール看板メンテナンスDSCN5038 (2) 大塚本社、中山道沿いのポール看板メンテナンスDSCN5041 (2)

また進捗状況が進みましたら記事にてご報告いたします。

 

 

・恒例の春合宿~北海道でゴルフ~

2014年7月2日水曜日 晴れ

こんにちは、霊園と墓地をご案内し、お客様のお墓作りのお手伝いをしております石材店の株式会社大塚のブログです。今日は梅雨の合間の安定した晴れの日だとか。そして明日からはまたぐずついた空模様に戻るようですので貴重な晴れの日を味わっておかないとですね。梅雨に入る前は連日の暑さに参っていましたが、その時期の話の記事になります。以下、大塚本社の営業SYさんの記事です。会社の仲間との合宿だそうです。以下本文↓

 

恒例の春合宿

今年もまた、春合宿に行ってまいりました。6月上旬ですが、札幌は異常気象で34℃。ちなみに埼玉より暑かったです。ここ合宿先は24℃。心地よい天気でした。

恒例の春合宿~北海道でゴルフ~DSCN0815

埼玉近郊のゴルフ場と異なり、距離も長く幅も広いので、まっすぐに飛べば気持ち良いのですが、横に跳ぶと少々(実はかなり)大変です。

恒例の春合宿~北海道でゴルフ~DSCN0818

恒例の春合宿~北海道でゴルフ~北海道ゴルフ倶楽部DSCN0823

二日間すがすがしい気持ちでのラウンド。まだ桜も残っていました。

小生と言えば帰ってきてスコアをまとめると、2日間合計スコアが3年連続同じスコア・・・。進歩がないなぁ(^_^;)

 

↑以上本文。石材店営業マンのプライベートは、のびのびと涼しい北海道を満喫してきたようです。英気を養ったところで墓石営業の接客につとめます!

 

 

・お墓を建てると幸せになる? その3 家族・自分・故人の「シンボル」になります

お墓を建てると幸せになる? その3 家族・自分・故人の「シンボル」になります

前回「・お墓を建てると幸せになる? その2 心のもやもやを整理整頓できます。」に続いての第三回目です。

 

皆さんは、大河ドラマは見ていますでしょうか?現在放映している「軍師官兵衛」、視聴率はここ近年の大河ドラマ同様に奮ってはいないようなのですが、録画率といいますか、リアルタイムでは見ていないけれど録画して楽しむようにしている、という方はとっても多いようです。なので結果的にといいますか、だから故といいますか、大河ドラマファンの中ではとても評判のよい作品になっています。地デジで録画機能のあるデコーダーが普及して現代の日本で「視聴率」の数値的な信頼性はどうなのだろうか?(あまり意味はない?)・・・ということを先日の全優石セミナーで大河ドラマ税理士の山本先生に教わりました。と、視聴率の話はともかくとして、毎週楽しみにしており録画もばっちりして見させてもらってます。

そんな黒田官兵衛、過日の放送で、黒田家の家紋を新しく作り、家臣団に発表するというシーンがありました。旗に記された印は「藤巴」の紋。大河ドラマでのエピソードは次の通り。

信長麾下の有力武将で、官兵衛とも旧知の仲である荒木村重。信長の本願寺攻めの最中に荒木村重は、自身の拠点である有岡城に籠り毛利方に寝返ってしまいます。謀反です。明智光秀、羽柴秀吉による説得にも応じない村重。旧知の仲である官兵衛も説得に向かいました。ところが、村重は官兵衛にも「共に」と謀反を誘いますが、官兵衛は謀反に応じません。同心しない官兵衛を村重は有岡城の土牢に幽閉してしまいます。

その後、約一年にわたって村重は籠城。その間官兵衛は幽閉されたままです。土牢は劣悪な環境で、足を延ばすこともできず、常に湿り気もあり、毒虫もいるという状況でした。失いかけた気力の中、生死の境の官兵衛を励まし続けたのは、岩の間からほんの少しだけ見える外の様子と、少しずつ成長していく藤でした。徐々に成長していく藤はいつの日か花開きます。そんな藤をながめて心の支えとしました。

いつもでも帰ってこない官兵衛を、信長は「謀反の心あきらか」と断じ、官兵衛の唯一の息子で人質となっていた松寿丸(のちの黒田長政)の斬首を命じますが、竹中半兵衛の気転により松寿丸は隠されて生き永らえます。そしてついに織田勢により有岡城は落城となり、はじめて官兵衛が幽閉されていたことが判明。官兵衛は片足をひきずらないと歩けない状態でその後の半生を過ごすこととなってしまいました。生還後、この度の一連の経験により、「命を大切にする黒田家」とする、という意味で藤の花を家紋に定めました。

・・・そんなエピソードになっていました。(が、実際には官兵衛の旧主である小寺家の家紋が藤橘巴。おそらく小寺姓を下賜された際に紋も下されたのではないでしょうか)

官兵衛は、黒田家の家訓ともいえるような意味合いを込めて、藤の家紋を定めました。大きな辛い経験があればこその「シンボル」です。劇中では、家臣一同も当然納得の様子で、まさに「黒田と言えば藤の紋だ」と黒田家全体のシンボルになった瞬間でした。

ところが、現代のわれわれに置き換えてみると、「家紋」は確かにとても大切なシンボルではありますが「うちの家紋が何なのかわからない」という方や「なんとなく○○の紋だとはわかるが、正確には本家に確かめてみないと不安だ」という方も少なくありません。大切ではあるけれど、身近な「シンボル」だと言い切れる家も少なくなってきているようです。

今の時代では、官兵衛の時代の家紋に相当する「シンボル」は何になるのでしょう?

 

一つには「家」が挙げられるかもしれません。

「家」という字には日本ではいくつかの意味があります。一つは建物としての「イエ」。こちらは戸建ての住宅に限らず、集合住宅の一戸や、広めの土地のある場合は母屋や納屋、離れなども含めて指す場合もあります。またもう一つは「私の家族」という意味での「ウチ」。こちらは家族の場合だけではなく、親類縁者まで含める場合や、「私の所属するグループ」たとえば友人関係や学校や職場の仲間を指すような場合もあり「うちら」という言葉になるととても汎用性の高い言葉になります。

どのような集団でも、シンボルは必ずあると思います。ファミリーという意味での家族ならば、やはりわかりやすのは建物としての「家」。「住み慣れた我が家」という言葉や「夢のマイホーム」という言葉があらわすように、人の一生の中でもとても大きな、シンボリックな存在なのは確かです。「おうちへ帰ろう」の場合の「うち」も建物含めてファミリーのいる場所という意味なので、同じ使い方ですね。

ところが、建物としての家を永続させるのは、現代では少し困難な場合もあります。転勤などによる引越し、建物が古くなったり手狭になったりした場合には建て直したり。昔は住居の寿命はとても長いもので、現代にも残るような民家は何百年と生き続けていますが、残念ながら現代の住居の寿命は「何百年」というわけにはなかなかいきません。木造であっても、鉄筋コンクリートであっても同様でしょう。とても残念なことですが、建物としての家は、シンボルでありつづけるには限界があるのも事実です。

 

また一つには「家業」もシンボルと言えると思います。

子や孫に受け継がれる店や、会社、代々続く集落での役割なども家業と言えるでしょう。日本は世界的にも稀な、長寿企業の育つ国柄と風土があります。1000年続く家業は、もはや伝説のような企業しかありませんが、いわゆる「老舗」と呼ばれている店や企業、老舗とまではいかずとも、お祖父さんから受け継いだ店、お父さんから受け継いだ店、というものを継続されているという方は少なくありません。しかしながら、家業を継ぎ、継続させて次世代に渡すというのは並大抵のことではありません。生半可な気持ちではなかなか難しいものです。だからそこ受け継いできた方々にとっては「シンボル」と胸を張って言えるのではないでしょうか?

ただ、家業を維持することができている方々はほんの一握り。今現在は受け継ぐことができていても、それを次の世代に無事にトスすることができるのか・・・。今現在おおいに悩まれているという方もたくさんいらっしゃることと思います。

また、「家業は我が家のシンボルだ」と言えるのは、血のつながった人々とさらにその方々と婚姻関係にある方々に絞られます。オーナー一族とも言い換えられるでしょう。長年勤続されたという方がいたとしても、その方にとっては「家業」ではありません。勤め人の方にとっては、あくまで勤め先であって、自分の家のシンボルとするのは少し難しいものと思います。

 

故郷自体がシンボル。という考え方もあります。

ふるさとと言う言葉には、実に様々な思いと時間と思い出とを詰め込むことができます。ただし、故郷をシンボル的に感じることができる人々というのは時間的な制約があります。その土地で生活をした人でないと、その土地で生まれたりした人でないと、シンボルとして土地を指すことはできません。10年20年と経つうちに、次世代の子供たちが生まれた場合には「家族みんなのシンボル」という意味から少しずつずれが発生してきてしまいます。ただし、そこは家長なり年長者が「うちは昔あの故郷で苦労しながら家を守ってきたんだよ」と次世代に伝えていくことは可能かと思います。子供たちはきっとシンパシーをもってその土地を憧れることと思います。しかし、やはりどうしても時間の経過とともに意味合いが薄れて行ってしまうのは仕方のないことかもしれませんね。

 

そこで、家族のシンボルとして、「お墓」を位置づけるというのはいかがでしょう?

この記事を書いています、ブログ担当のTのお墓は、あまり古くはなく、建ててから40年弱しか経っていません。しかし、私のイメージとしては「お墓=親戚が集まる場所」のような印象を持っています。幼少期、親戚のおじさんやおばさん、また、従妹たちとピクニックのような気分で出かけた記憶があるからかと思います。幸いマイナスイメージはありません。お墓と言うと、幽霊やおばけ、怖い、じめじめしている、悪い気がある、縁起が悪いなど、どうしてもマイナスイメージを思い浮かべるという方もいますが、最近のお墓は、だいぶちがってきています。お墓を買う人も現代の日本人です。現代日本人が「こういうお墓ならほしいなぁ」というお墓が実際に増えてきています。明るい環境や足元の良さ、使い勝手の良さなど、日本人らしいカイゼンがなされている墓地も少なくなく、昔ながらの寺院墓地であっても明るい雰囲気の墓苑になっていたりしているところも少なくありません。

私の友人に「あらい」という名前の人がいるのですが、彼の家はいつも笑いの絶えない家庭。なのでお墓を建てるとき、墓石に○○家と刻むところを、自身の苗字にひっかけて「笑い」と刻んだそうです。しかも笑という文字を、まるで人が笑っている絵のようにカタチを崩して彫刻しました。私は「あーなんて彼の家らしい、シンボリックなお墓なんだろう」と思いました。友人はお父さんに「(笑)にしよう」と言ったそうですが、さすがに「かっこ笑い」は却下されたそうです(笑)

また別の友人の家のお墓は、その家に縁のある故郷の有名な山(高千穂)をお墓に刻みました。お墓参りをすると眠っているお父さんのみならず、その家のルーツをその都度思い出すことができるようになっています。

またある人は故人の好きだった色の石材を使用してデザインしたお墓にしたり、故人の職業にあわせたデザインの墓石にする人もいますし、故人の趣味である音楽の楽譜や、囲碁の白黒の石の刻まれた盤面、家族に向けてのメッセージや、家族だけでなくお参りに来た人に語りかける言葉を刻んでいる方もいます。

前述しました我が家のお墓の場合、たくさんいる従兄弟たちから「お墓に家紋が彫ってあるから、家紋を自然と覚えたよね!」と言われました。いまその墓石に刻んである家紋を、生まれて間もない従兄弟の子供たちも眺めていることと思いますので、自然と覚えていくのではないでしょうか。

 

現代のお墓には、どんなシンボルにするのか、無限の可能性があるともいえるのです。

沢山ある可能性の中から、さまざまな選択肢の中から、自分たちの家族らしい、自分らしい、故人らしいシンボルを定めることができるのです。幸いなことに、墓石は数百年と残すことのできる媒体です。もちろん世代が変わって「シンボル」としての意味合いが薄れていく可能性はありますが、後々の血縁者が「あー、ご先祖様はこんなことを考えていたんだな」ということを伝えることは十分に可能ですし、お参りのたびに語りかけることもできる「タイムカプセルや、タイムマシンにもなりえる施設」ともいえると思うのです。

 

お墓を建てると幸せになります!家族や自分、故人のシンボルとして、家族のつながりやメッセージを伝え残すことができるからです。

 

と、考えますがみなさんはいかがでしょうか?

・・・「戸籍」も地味ながらシンボルともいえるなぁ、と最後に思い出してしまいました。

 

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