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お墓の値段」カテゴリーアーカイブ

・本社展示場 展示石塔のご案内① インド黒 AG211 654N

2015年2月7日土曜日 晴れ

こんにちは。埼玉県上尾市に本社を置き、埼玉県のみならず東京、神奈川、千葉、群馬、静岡にて墓地と霊園をご紹介し、墓石の製造加工と墓所への据付施工工事という「お墓作りのお手伝い」をしております石材店の株式会社大塚のブログ「霊園とお墓のはなし」です。

今日の記事は、大塚本社の総合受付KTさんからの文章になります。以下本文↓

 

弊社の本社展示場には、墓石の実物をご覧いただけるよう、また短期間の納期に間に合うように多くの展示・在庫品をご用意しています。

一般的には四十九日までにお墓を建て、納骨する方が多いのですが、通常の納期はご契約いただいて原石から墓石の形に仕上げ墓地に据え付けるまで、二か月~三か月程かかるため四十九日には間に合わないことがあります。

しかし展示・在庫品を使えば、加工に費やす期間が必要ない分、一か月程の納期でお墓を完成させることができ、四十九日の法要に間に合わせることができます。

来月には春のお彼岸を迎え、お墓の建立をご検討されている方もいらっしゃると思います。最近は生前にお墓を建てる方も多いです。たくさんのお客様のご来店ご見学をお待ちしております。

 

最近入荷しました!

本社展示場 展示石塔のご案内① インド黒

↑石種:インド黒(インド産御影石)本物志向の方に人気です!

本社展示場 展示石塔のご案内① AG211 654N

↑石種:AG211(中国産御影石)(左側) 石種:654N(中国産御影石)(右側)お求めやすさが人気です!

 

上尾市・原市共同墓地のご案内

2015年2月3日 火曜日 晴れ

こんにちは。埼玉県上尾市に本社を置き、埼玉のみならず東京、神奈川、千葉、群馬、静岡にて墓地と霊園をご案内・ご紹介し、墓石の製造加工と墓地への据付施工工事という「お墓作りのお手伝い」をしております石材店の株式会社大塚のブログ「霊園とお墓のはなし」です。

今日の記事は、大塚本社の営業FHさんの記事です。以下本文↓

 

上尾市・原市共同墓地のご案内

公園墓地、寺院墓地はよくご存じかと思いますが、昔からその地域にある既存の墓地を一般的に「共同墓地」と呼んでおります。

上尾市内にも多くの地域に共同墓地や個人墓地(よく農家の畑などで見られます)がございます。

特徴ですが、ほとんどが住宅街の中に有り、地域にお住いの方は徒歩や自転車で気軽にお参りできる環境となります。

施設は水場など必要最低限のものしかない代わりに、墓所使用料や年間管理費が割安な設定となります。(宗教・宗派も問わない所が多いです)

このように、共同墓地のある地域にお住いの方にとってはとても魅力のある墓地形態のひとつではないかと思います。

只、一番の問題はほとんどの共同墓地に「空き区画」が無いことです。昔からその地域にお住いの方やご親類が引き継がれていますので当然のことですが、「原市共同墓地」では一部の墓所返還に伴いまして、現在2区画の空き区画がございます。(全4区画中2区画は販売済みです) ※2015年2月3日現在。

SAMSUNG SAMSUNG 

販売中区画詳細(2区画のみ)

■区画面積:2.75㎡(東向き)

■墓所使用料:¥300,000

■年間管理費:¥1,000

 

地域の共同墓地ですので墓地近辺にお住まいの方のみ(上尾市原市地区、上尾市瓦葺地区、さいたま市見沼区東大宮駅近辺)ご案内が可能です。

SAMSUNGSAMSUNG

ご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問合せください。
※埼玉県の霊園一覧ページはこちらをご覧ください。

・これからお墓をつくる方へ② [どのくらいの費用がかかるのだろう?]

これからお墓をつくる方へ②

(全優石「これからお墓をつくる方へ」より抜粋)

前回の記事 ・これからお墓をつくる方へ① [墓地をもっていない人の場合]

 

Part1 お墓の計画

 

[どのくらいの費用がかかるのだろう?]

お墓を作る場合の費用は、お墓自体と墓地の両方に必要です。すでに墓地をもっている人は、お墓だけで良いわけですが、さてその費用はどのくらい必要かとなるとなかなか難しくなります。

お墓は墓石の本体と納骨室(カロート)から成り立っています。そこでお墓の大きさ、型、基礎づくりの方法によって費用がちがってきます。またどんな石を使うかも価格に影響します。

お墓の構造

つぎに意外に費用がかかるのが外柵です。芝墓地のように境界のない霊園は別として、お墓の境をはっきりさせておくために柵が必要となる場合が少なくありません。今すでに墓地をもっている人は、自分の墓地をよく見て外柵の必要性をたしかめておきましょう。

芝生墓地 20140911 埼玉県行田市の高原寺に看板を設置しましたDSC_0108

(↑外柵のない芝墓地区画と、外柵を作る区画がある)

つぎにお墓の付属品として例えば灯ろう、物置台など欠かせないものがあります。これもお墓づくりの費用のうちに入ります。また新たにお墓を作ろうとする場合、植木など植栽のことも考えておく必要があります。木々の緑はお墓の環境づくりに大きな役割を果たしています。

お墓に雑草は生えていませんか?防草シートと、新しい玉砂利で気持ち良いお墓参りをDSC_0028 お墓に雑草は生えていませんか?防草シートと、新しい玉砂利で気持ち良いお墓参りをDSC_0004

(↑灯篭や物置台を付属された例)

このようにお墓づくりに組み入れる要素によって費用も変わってきますので、実際に最近お墓を建てた人から費用について聞いておくのがよいでしょう。もちろん費用は地方によっても違います。

しかし墓石だけを考えた場合一応の目安として、70万~120万(平成11年調べ)ぐらいの見当をつければよいかと思います。なお墓地については、公営の霊園と寺院によっても違いますが、一区画について20万~100万かかると思われます。しかしこれはあくまで目安であって、地方、墓地の条件、お墓の建て方で価格が大きく変化しますのでご承知ください。

 

(⇒これからお墓をつくる方へ③ [墓地の申し込み方法] へ続く)

これからお墓を作る方へ 記事の一覧)

あわせてこちらの記事もご覧ください。

・お墓参りで気が付くこと 冠水の痕跡
・お墓に雑草は生えていませんか?防草シートと、新しい玉砂利で気持ち良いお墓参りを
・墓石の香炉 劣化していませんか?新しい香炉で気持ち良いお墓参りと御供養を
・墓石の花立て 劣化していませんか?新しい花立に交換を!
・墓石の目地(メジ)、劣化していませんか?
・墓石の文字に入れた色、落ちていませんか? 墓石文字の色入れリフォーム
・お墓の掃除とリフォームその1
・お墓の掃除とリフォームその2
・お墓の掃除とリフォームその3

 

・これからお墓をつくる方へ① [墓地をもっていない人の場合]

これからお墓をつくる方へ①

(全優石「これからお墓をつくる方へ」より抜粋)

 

Part1 お墓の計画

 

[墓地をもっていない人の場合]

これからお墓を建てようとする人で、まだ墓地を求めていない人は、適当な墓地をさがすことから始めなければなりません。この場合にはつぎのようなことを考えておきましょう。

 

①住まいについての見通しを考えましょう。住まいとお墓には深い関係があります。とくに住まいとお墓との距離を考えましょう。あとでお参りできないようなところにお墓をつくるのは考えもの。車で約1時間程度であれば適当と思われます。

②誰々がお墓に入ることになるのか考えましょう。故人でこのお墓に入るのは誰と誰か、またこのお墓のあとを継ぐのは誰かなども考えてみます。

③費用=予算はどのくらいをあてるか。

④自分の宗旨、宗派との関係やお墓との関係はどうか

 

以上についての方針がまとまったら墓地さがしを始めます。現在、墓地は大きくわけると「寺墓地」と「霊園」の二つになります。このいずれの墓地を選ぶ場合でも、つぎの注意が必要です。

 

①その墓地は管理が十分ゆきとどいているか。

②設備はどうか。給水、休憩所、ベンチ、祭場、通路、くずかご、便所、売店、駐車場・・・ 等の有無。

③土砂くずれの心配はないか、あまり傾斜地になりすぎていないか。

④お墓の敷地のすぐそばに大きな木がないか。(大きな根がはるとお墓の基礎に影響します。)

⑤水はけは良いか。

⑥日あたりは良いか。

⑦緑が多いか。

⑧霊場として全体のふんいきはどうか。

⑨交通の便は良いか。

⑩墓地の広さは十分か。霊園の場合、多くは区画がきめられ、広さも4㎡、6㎡などと規格課されているようです。

⑪このほかに墓地に特別のきまりや規則が設けられている場合があります。たとえば墓石の型、大きさ、利用方法などについても事前に知っておくべきでしょう。またよく墓地を買う、といいますが不動産を買うのとはちがい、土地そのものを買うわけではありません。土地の使用権を買うのです。したがって土地の登記などはありません。

チェックと確認 正しいお墓の買い方

 

(⇒これからお墓をつくる方へ② [どのくらいの費用がかかるのだろう?]へ続く)

これからお墓を作る方へ 記事の一覧)

・秋のお墓相談会 開催します

2014年9月22日 月曜日 晴れ

こんにちは。埼玉県上尾市に本社を置き、埼玉、東京、神奈川、千葉、群馬、静岡の霊園と墓地をご案内し、お墓作りのお手伝い(墓石の製造加工と、墓所への据付施工工事)をしております、石材店の株式会社大塚のブログ「霊園とお墓のはなし」です。

 

本日は、埼玉県上尾市の大塚本社での 『秋のお墓相談会』 の告知をいたします!

2014 大塚お墓相談会チラシ9月 石材店 霊園 墓地 探し

チラシは二種類あり、それぞれ新聞折込にて配布されます。(クリックすると元画像をご覧になれます)

2014 大塚お墓相談会チラシ10月 石材店 霊園 墓地 探し

株式会社大塚 秋のお墓相談会

日時 9月27日(土)、9月28(日)、10月4日(土)、10月25日(土)、10月26(日)の5日間で、時間は午前9時~午後5時まで。

開催場所 株式会社 大塚本社 1F応接ロビー

ご来店プレゼントとして、冊子「お墓110番」「エンディングノート」「正しいお墓の買い方」・・・等の資料セットをもれなく進呈いたします。

ご予約は不要です。ご相談は無料。お気軽にお越しください。

※別の日にちをご希望の場合も対応可能です。お気軽にお電話ください。

お問い合わせは 0120-36-1217

↓こちらはチラシの裏面です。

2014 大塚お墓相談会チラシ 石材店 霊園 墓地 探し 裏

拡大してみます。

2014 大塚お墓相談会チラシ 石材店 霊園 墓地 探し 裏お客様の声

お客様からいただきました貴重なお言葉を掲載してみました。

その他↓このようなお墓についてのお悩みについても解決いたします。

・そろそろお墓をと考えているが、どんな墓所があるのか、費用はどのくらいかかるのか分からない。
・後継ぎがいないが、お墓はどのようにしたらよいか。
・故郷のお墓から遺骨を移したい。
・遺骨は無いが、子供たちに負担をかけたくないので今のうちにお墓を建てたい。
・改葬・お墓の引越しはどうしたらよいか。
・お墓の修理・リフォーム方法。
・墓所は決まっているが、墓石を建てる費用が分からない。
・永代供養について知りたい etc・・・。

そして、近隣にある墓所の一覧地図と

2014 大塚お墓相談会チラシ 石材店 霊園 墓地 探し 裏墓地地図

弊社社長のご挨拶も入れさせていただきました。

 

お墓相談会は9月27日(土)、9月28(日)、10月4日(土)、10月25日(土)、10月26(日)の5日間ですが、それ以外の日(平日も可)でもご相談は可能です。お墓にお悩みをお持ちの方は是非お気軽にお越しくださいませ。

スタッフ一同心よりお待ちしております。

※埼玉県の霊園一覧ページはこちらをご覧ください。

・お墓を建てると幸せになる? その4 納得のお墓作りで「お墓」が大好きな場所に

お墓を建てると幸せになる? その4 納得のデザインで「お墓」が大好きな場所に

前回「・お墓を建てると幸せになる? その3 家族・自分・故人の「シンボル」になります。」に続いての第四回目です。

 

七月のお盆時期が過ぎました。八月にお盆を迎えるという方もいると思いますが、みなさんはどのようにお盆を過ごしますか?お盆にお墓に行くという方と、お墓にはいかないけれど精霊棚に手を合わせるという方に分かれるのではないでしょうか。

何もしたことがないなぁ、という方がいましたら、心の中でご先祖様や故人の方を偲んで語りかけてみてはいかがでしょう。

さて今回は、お墓作りについての文章になります。

 

お墓は基本的にはオーダーメイドで作るものです。

お墓に使われる石材は、工場のベルトコンベアで次々に作り出されるような、大量生産される品物ではありません。原石は石切り場や採石場と呼ばれる丁場から切り出されてくるのですが、巨大な石を切り出してきても、そこには斜めに入っている石の目があったり、墓石として使用できないような箇所があったりします。そういった場所をよけて墓石で使用する石材を切り出すと、以外にもほんの少ししか使える部分は残りません。石材によって高い金額のものや廉価な金額のものもありますが、基本的にこの「ほんの少ししか使える部分はない」ことはどの産地の石種も同じくいえることです。そう考えますと、本来墓石に使用している石材は希少性の高い石だと言えます。(その中でも特に希少性の高い石材が庵治石などになります)と、このような点からも大量生産には適していない=それぞれがオーダーメイド、世界に一つだけの墓石、となる理由ともなっています。

オーダーメイドと言いますと、たとえばスーツや靴、カバン、洋装や和装、家具、そして住宅などが思いつきますが、いずれも廉価なアイテムと対になって考えられることが多いかと思うのですが、墓石について言いますと、墓石はオーダーメイドが主流。世界に一つだけの墓石というのが主流です。

 

オーダーメイドなんて経験したことない、という方も「お墓作り」ではオーダーメイドを経験することができます。

墓地を眺めて歩いてみると、「同じような石が並んでいるなぁ」と感じられることもあるかもしれません。その理由の一つには、和型墓石といわれている三段墓には、不文律のような「定型」が伝統とともにあります。

根石仕上げの例2

昔ながらの三段墓のタイプにしようとすると、伝統的な形式のお墓となります。伝統を意識しますと、周囲の墓地との調和というものもありますし、あまり奇抜なデザインにはしない、という方も少なからずいらっしゃいます。また、中には昔からなじんでいるお墓のカタチだからやっぱり和型がいい、という方もいるでしょう。結果的に従来型の定型のデザインである和型墓石のカタチを選択される方は多くいらっしゃいます。

洋型墓石には「和型墓石」のような「定型」のような伝統的なデザインはありません。ありませんが、各霊園ごとに「標準型のデザイン」というものを用意している場合も多いです。

芝生墓地 ゆとり墓地(さきたま霊園 みどり1.8㎡)

民間霊園の場合は、霊園ごとに設定されている「標準型」というのが一番廉価にお墓を作ることができるデザインになり、 一番廉価ということもあって、標準型を選択される方は少なくありません。標準型が並んでいると、どうしても「同じような墓石がならんでいるなぁ」と感じられてしまいます。

では、本当に和型墓石も洋型墓石も同じようなデザインの墓石ばかりなのでしょうか?

 

オーダーメイドのお墓は、石種を自由に選べます。

見本石一覧

墓石に使用する石材の種類は実に様々です。白御影石と黒御影石の違いだけではありません。茶色のものやグレーのもの、赤みがかったものや青や緑のものなど。また色味の違いのほか、産地や特質、目の細かさや粗さ、独特の風合いの違いなど、まさに千差万別です。似たようなカタチの墓石でも使用する石材が違うと、ものすごくパッと見の印象に違いが出てきます。材料を自身で選ぶということも、オーダーメイドならではのことになると思います。「赤色が好きだったから、赤い石でお墓をつくりました」という方や、「落ち着いて感じられたから青みがかった黒い石にしました」という方、「やわらかい印象が気に入ったので、淡いピンクの石で作りました」という方など、それぞれ考えられて選ぶ方も多々いらっしゃいます。

 

オーダーメイドだからこそできる自由なカタチの墓石

先ほど、和型墓石には「定型」のような伝統的なカタチがあると書きましたが、近年はさらに進化してきており、伝統的なカタチでありながらもモダンで、現代風にアレンジされたデザインの和型墓石も増えてきています。

和型墓石5 和型墓石6

↑こちらはそんなデザインのなされた墓石なのですが、こういったカタチに限らず、自分の個性を発揮してもかまわないのがお墓作りの世界です。

洋型墓石や、デザイン墓石というタイプのお墓になってくると、その自由度はより高くなってきます。美しい円形やカーブを描く墓石や、自分の好きなディティールのデザインを選ぶなどのほか、思い入れのあるカタチをじっくりと検討される方も少なくありません。

デザイン墓 デザイン墓

↑こういったオリジナルデザイン墓には、やはり個性をより感じさせやすくするためにも石の種類にもこだわる方が多いようです。右の写真のお客様は、音楽、ピアノを愛されていたというお客様のお墓です。グランドピアノと譜面をイメージしたデザインのお墓にされました。そのほか、好きだった乗り物や、趣味にしていた事柄、サッカーボールや野球の道具などをデザインされる方もいらっしゃいます。ただし、和型にしても洋型にしてもオリジナルデザインのお墓にしても、墓地によっては『墓石高さやカタチに制限がある』場合も多いです。多くの場合は周囲の景観についてのことなどから制限がなされる場合が多いのですが、材料が石であるため、また石を加工するのが人の手によるため、どうしても「ものすごく細くこまかいデザイン」や「とがったデザイン」等加工するのがとても難しいという場合もあるので、石材店と相談しながらデザインを考える必要もあります。

(参考記事 ・和型墓石 ・お墓のデザイン ・正しいお墓の買い方 [その6] 9.墓石の形 ・正しいお墓の買い方 [その10] ニューデザイン墓石 )

 

文字彫刻やイラスト彫刻で、人生を表現する

お墓の構造お墓は、石材の種類やお墓のカタチのほか、「何を彫刻するのか?」という点でも自由に個性を表現することができます。和型墓石を選ぶ場合には、なかなかメインの石塔である竿石に自由に個性を表現する、のはやりにくい場合が多いです。しかし、そんな場合でも、花立てや外柵、墓所の入り口にあたる両サイドの親柱に個性を表現する彫刻をされる方もいらしっゃいます。竿石には宗派ごとの梵字や宗派ごとの文字「南無大師遍照金剛」や「南無阿弥陀仏」、「南無妙法蓮華経」などを入れたり、「○○家先祖代々之墓」などを入れている場合が多いのですが、好きだった花や好きだった言葉、イラストなどをさりげなく花立てや外柵、親柱に入れるケースも時々あります。周りと調和しながら、伝統的なカタチでありながらも自分自身、亡き人の人生を彫刻として表現することは可能なのです。

洋型墓石やデザイン墓石の場合は、和型墓石のほどの制約はなくなり、より自由度が高くなります。メインの石塔にもイラストや好きな文字など自由に彫刻する方はとても多いです。音楽が大好きだった方は譜面を彫刻したり、故郷の山の姿や、大事にしていた家族の犬や猫、お墓参りされる方へのメッセージを書いてみたり、好きな言葉を好きな書体でデザインしてみたり・・・本当に人それぞれで、一つ一つのお墓にそれぞれの物語と思い入れを込めて作られています。

(参考記事・正しいお墓の買い方 [その7] 墓石の大きさ 墓石に刻む文字 ・お墓に刻む文字① ・お墓に刻む文字② 五輪塔 )

 

しっかりと納得のいくお墓作りをするのには、どうしても時間がかかるものです

上記のように、墓石に使用する石材や、お墓のカタチをどうデザインしようか、そして彫刻する文字やイラストはどのようなものにしよう・・・これらは急いで決めることもできますが、そうしますと標準型の石種とカタチで、彫刻も必要最低限の竿石へ家名を彫刻したりなどにとどめる程度となってしまい、十分な個性を表現することは難しくなります。冒頭に申しあげたとおり「同じような墓石が並んでいる・・・」うちの一つになってしまいます。急ぐ必要のない方は、可能であればお墓作りには「時間がかかる」と認識された方がいいかもしれません。それぞれを検討するのにはどうしても「考える」という時間が必要になるからです。どういった条件の土地なのか、霊園なのか、石種はどういったものがいいか、カタチはどのようなものがよいか、彫刻は・・・というように、お墓作りには考えを進める「順番」というものがあります。さらに、「自分だけのお墓」であれば自分だけの納得でもよいのですが、なかなか「自分だけのお墓」というのは少ないものです。家族や親族、大切な人にとっても大事な場所になる「お墓」です。十分に納得のいくお墓にするには、周りの人にも納得され、また賛成されてこそではないでしょうか。納得、賛成してもらえてはじめて「自分の本当の納得できるお墓」になるように思います。時間を要しそうな気がしませんか?十分に時間をかけて納得のいくお墓を検討してください。

自分のみならず、関係する人が皆納得し、祝福されるお墓作りというのは、まさに「寿陵」という言葉がぴったりの施設になります(寿陵とは、生前に用意するお墓のこと。縁起の良いお墓作りと言われています。 参考記事 ・寿陵のすすめその1 ・寿陵のすすめその2 ・寿陵のすすめその3 )。

 

皆が納得し賛成し、完成に際して祝福されるようなお墓は、「好きな場所」となりえるのではないでしょうか?

「お墓に行ってみよう!」と家族から声があがる場所というのはとても素晴らしく素敵で、うらやましい場所と言えますね。家族親族がお墓に行くことで、お墓での思い出や記憶も積み重なっていきます。思い出の積み重なった場所は、自然と「大切な場所」になりますし、そこにいつか眠る日が来たとしても「大切な場所」という意味が深まることはあれど、変わることはありません。いつか「お墓に行ってみよう!」が「お墓参りしにいこう!」「故人に会いに行こう!」に変わると考えられます。

是非、一生に一度の大きな事業として「お墓作り」を“じっくり”としてみませんか?

 

お墓を建てると幸せになります!自分だけでなく家族親族の納得のいくお墓ができると、自然と大好きな場所、大切な場所になるからです。

 

と、考えますがみなさんはいかがでしょうか?

墓地を眺めて歩いてみると、パッと見「同じような石が並んでいるなぁ」と感じるかもしれませんが、じっくりとお墓作りした経験のある方が見てみると、石の種類の違いや、彫刻の違いなどに目が行き、「それぞれのお墓にもいろんな物語があるのだろうなぁ」という印象にかわるのかもしれませんね。

 

・お墓を建てると幸せになる? その2 心のもやもやを整理整頓できます。

お墓を建てると幸せになる? その2 心のもやもやを整理整頓できます。

前回「・お墓を建てると幸せになる? その1 気持ちの安心が得られます。」に続いての第二回です。

 

お墓参りをする人としない人がいます。

お墓参りができない人にも理由があり、距離が遠い、お墓に眠っている人は「会ったことのない知らない人」と感じていたり、そもそもお墓の場所がわからなかったり・・・。昨今、お墓離れという言葉もありますが、お盆やお彼岸にお墓参りをするということを「慣例化」された儀式のようなものと感じてしまった場合、「お墓参りとは必要なの?」や「お墓は必要ないのでは?」と考えが進んでしまうことが理由なのではないでしょうか?

 

では、お墓参りをする人はどのような理由でお墓参りをしているのでしょうか。

この記事を読まれている方は老若男女問わず様々な方がいらっしゃると思いますが、ある程度の年齢になると「身近な人を亡くす」という経験をされていると思います。また逆に若い方や青少年の方の中には、「まだ身近な人を亡くした経験はない」という方もいらっしゃるでしょう。そんな未経験の方は是非想像してみてください。身近な人がある日急に亡くなってしまう日のことを。もしくは大切にしていたペットを亡くしてしまう「ペットロス」の人々のことを。人間は一人では生きていません。自分を生み育ててくれた両親や、共に生活した家族や親類縁者、大切な同僚や友人や先輩後輩、そして自分が育てた子やそれに連なる孫、実にさまざまな人と関係を持って今を生きています。

 

そんなかけがえのない人を亡くすと、気持ちの整理に時間を要します。

大切な両親、若くしてなくしてしまった我が子、これらの近親者が亡くなられた場合などは、一生かかって気持ちを整理していくという人もいるかと思います。また、小説や映画やドキュメンタリーで目にすることもありますが、戦地で失った戦友を思い70年経っても「申し訳ない」と涙されている方々もいらっしゃいます。人は長い時間をかけて、折に触れ、事があるにつれて、そんな大切な故人に心の中で語りかけます。心の中で手を合わせる人もいるでしょうし、お仏壇があればお仏壇で手を合わせて話しかけるかもしれません。写真が残っていればその写真をみながら。千の風になってではありませんが、空や風に語りかける人もいるかもしれませんね。海の人や山の人もいるかもしれません。

 

しかし、故人と一番近く語り合うことのできる場はやっぱりお墓なのではないでしょうか。

なぜなら、お墓参りをされる方の多くの方は、お墓参りで手を合わせる際に故人に話しかけていることが多いからです。

 

ところで、皆さんは「魂」の存在はあると思いますか?

あると考えている方は、亡き人の魂はどこにあるとお考えでしょうか。お仏壇の中の位牌にあるのか、お墓の中の遺骨か、はたまた千の風のように天空にあるのか。古来の日本では、亡くなった人の魂、霊は母なる山に向かったり、母なる海の向こうに向かい、一定期間が経ちますと先に亡くなられてご先祖様たちの例の集合体に合流する、というように考えていたとも言われています。祖霊信仰といい、さらに進んで氏神信仰というものになりますが、各集落や里、村にあります「氏神神社」はそんな氏神様をまつった神社なわけです。

現代のお墓の構造としては、石材でできたお墓の中に納骨室(カロート)があり、そこで亡き人の遺骨は一定年数保管されます。このカロートの下面には「土」になっている部分があり、一定年数を過ぎた遺骨や、カロート内の遺骨がたくさんになったような場合には、その土の部分に遺骨を撒き「土に還ってもらう」構造になっています。お墓とは、土に還ってもらう装置でもあるのです。※現代日本でも、諸事情により1%ほどの地域では土葬されている地域もあります。

そして、お墓、石塔ともいいますが、この「塔」とはそもそもがお釈迦様の遺骨を納めた施設のことを指します。塔=タワー、という意味合いで定着したのはごく最近のこととお考えください。インドで発生した「塔」というものは、その後三重塔や五重塔に発展したり、石塔(供養塔としての個々人のお墓)に発展してきました。(そして塔婆は石塔のカタチをかたどっています)いまやお釈迦さまの遺骨は世界中の仏舎利塔に分かれて納められています。そして各地の塔で各地の人々によって供養されているわけです。(五重塔について、竹林寺にある五重塔について説明をこちらの記事で書いておりますので、よろしければご参照ください

日本では、土着の信仰や氏神信仰、中国から伝わったお釈迦様の仏教や、道教、近世になってからのキリスト教や明治になってからの国家神道など、さまざまな考え方が影響し合って現在の「お墓の文化」になっています。

もし亡き人の魂や霊が「遺骨」にあるのでしたら、亡き人に一番近い場所で語り合うことができるのはお墓なのかもしれません。土に還っているご先祖様がいらっしゃるなら、墓地自体が語り合える場ともいえると思います。また現代の日本の仏教では、お墓の引っ越しや新しく建墓する場合、解体の前には「魂抜き」を、完成後には「魂入れ」の法要をいたします。これは石塔自体に先祖代々の魂に宿ってもらうという作業になります。そう考えますと、遺骨のみならず石塔にも魂はいらっしゃることになります。

話を元に戻してみますと、お墓参りをされる方々は「お墓で故人と対話をしている」のですが、どんな対話をしているのでしょうか。人それぞれだとは思いますが、「お墓参りをしたら気持ちがすっきりした」という方はとても多いと思います。きっと亡き人やご先祖様になにか報告し、悩みを打ち明け、気持ちの整理ができたからなのだと思います。報告ならば、進学や就職や結婚や出産や出世など、悩み事ならば亡き人に語りかけることで自身の忘れていたことを思い出したり、語りかけること自体で気持ちの整理整頓になるということなのかもしれません。

氏神信仰の氏神さまは、子孫である今を生きる人たちに、作物の豊作や、大猟、大漁をもたらしてくれる神様でもあります。ご先祖様は子孫であるわたしたちを温かく見守ってくれている存在です。たとえあったことのない遠いご先祖様であっても、子孫を温かく見守る気持ちはかわらないのではないでしょうか。

お墓参りをあまりされたことのない方は「お墓参りで手を合わせて何を考えればいいの?」という質問などもあるかもしれませんが、是非ご先祖様に「ありがとう」と心で語りかけてみてはいかがでしょう。

 

全優石の吉田会長のお話で次のような記事が全優石のブログにあります

こんな話を聞きました。刑務所の受刑者に心のケアをされているお坊さんが、受刑者に「お墓参り」についてアンケートを採ったところ、受刑者の98%がお墓参りをしたことがないと回答したそうです。 お墓参りをする、しないが犯罪に直接つながるかどうかは分かりませんが、私は大いに関係があると思います。(後略)

もし受刑者の方がお墓参りをしていたら、気持ちの整理に一役買って刑を受けることにはならなかった・・・という人もいたのかもしれません。全優石吉田会長はブログにて「お墓参りに勝る情操教育はない」とおっしゃられています。よろしければこちらもご参照ください→ 全優石ブログ 2013/07/05  お墓博士の一言 お墓参りに勝る情操教育はない

 

まだ自分のお墓を作っていない。お墓を近くに引っ越しさせたいがまだ手を付けられていない。そもそもお墓の必要性がわからない。という方は、そんな「故人と対話して心のもやもやを整理整頓する場」を作ってみてはいかがでしょう?自分自身のためにもなるかもしれませんし、またご家族のためにもなるかもしれません。

 

お墓を建てると幸せになります。心のもやもやを整理整頓できる場、装置が「お墓」でもあるからです。

 

さて、また近々わたしブログ担当のTもお墓参りをしてこようかな、と考えていますが、みなさんはいかがでしょうか?

 

 

・お墓を建てると幸せになる? その1 気持ちの安心が得られます。

お墓を建てると幸せになる? その1 気持ちの安心が得られます。

新しく「お墓を建てると幸せになる?」というシリーズを本日より始めてみたいと思います。どのように幸せになるのか、様々な角度から不定期にて継続して記事にしていこうと考えています。新シリーズスタートの切っ掛けは、昨日6/17火曜日および本日6/18水曜日に受講してきました全優石の「実践マーケティング塾」にて、わたくし弊社大塚のブログ担当Tが「やってみよう」と決意表明した時点からのスタートになります。本当はブログ記事だけでなく、もっといろいろな施策を取り組もうとも考えているのですが、その中でもすぐに実施できるものとして本シリーズのスタートを決意表明してきました。他の施策についても、完成次第随時記事にしていってみようと思います。とりあえず本シリーズはできるかぎり継続していこうと考えておりますのでよろしくお願いいたします。(二日間のセミナーに参加されました方がここにたどり着かれましたら、温かい目で見守ってください(^_^;))

 

その1 「気持ちの安心が得られます」

お墓を建てることで幸せになるポイントの中で、第一に挙げられるのが「気持ちの安心」だと思います。さまざまな家族構成の方、さまざまな人生のシーン、さまざまな経済状況など、これからお墓を建てようと考えている方の環境は千差万別です。そもそも「お墓は必要か?」「お墓はなくてもいい」ともお考えの方もいるかもしれません。

一番比率として多いのは、今は切羽詰まって必要に迫られてはいないけれど、いつかは決めなくてはならない事、として長年棚上げにしているご家庭が多いのではないでしょうか。いつかは決断しなくてはならないけれども、出費のかかることでもあるし、急ぐ必要もない。

でもこれって実は「夏休みの宿題」に似ていませんか?

 

私ブログ担当Tは、何を隠そう夏休みの宿題は8/31にまとめて徹夜をしてやっつけたクチです(^_^;)おなじく最終日にやっつけるタイプの友人と協力してかたずけたりもしました。

夏休み最終日に宿題を「やっつけ」るという「作業」は、もちろん満足のいく成果品は期待できません。目的が「終わらせること」であって、算数なら多少の間違いや、絵日記なら絵と文章のクオリティ、自由研究ならその深さと模造紙の枚数、これら「質」は問いませんので、あまり実のない成果となってしまい、二学期に入って同級生と並べて掲示されたりした場合には、やっぱり恥ずかしいものがありました。

あー、もっと時間をかけて満足のいく内容にしておけばよかった・・・と。

お墓を考える際にも同じことが言えると思うのです。

お墓を考える際の、8/31に相当するのが「急きょお墓が必要になる」という場合かと思います。人生は長いようで、いつ「急にお墓が必要になる」のかはわかりません。ひょっとしたら何十年も先かもしれませんし、ひょっとしたら明日かもしれない。長い期間の闘病生活やご高齢という場合ならば「そろそろ考えておかないとね~」という考えも浮かび、家族で相談をはじめたりする場合もあると思います。しかし、いわゆる「ぽっくり」というケースや、脳梗塞、脳溢血、心筋梗塞、はたまた交通事故などの急な不幸は突然やってきます。

8/31は急にやってくるのです。

短期間でのお墓づくりは、夏休みの宿題の8/31と同様に「やっつけ」の「作業」になってしまう可能性が大なのです。何せ「終わらせること」が目的の「作業」も同じことになりますので。でもお墓って深く考えずに「とりあえず」建てた、で終わらせてよいものなのでしょうか?本当はじっくり考えてつくりたいですよね。

 

夏休みの宿題を満足のいくカタチで完成させる最大のポイントは何でしょうか?→スケジュール管理ではないでしょうか?

夏休み初旬にほとんどの宿題を完成させるという非常に優秀な方もいますね。また、一気にかたずけずに、予定を立てて分散させて毎日少しずつ進めていくという方もいるかと思います。どちらのケースも最終日一日にすべてを詰め込むのと比べると、余裕をもって自分に納得のいくものを検討することができ、あるいは終わった部分について「ここはやっぱりこう変えよう」と推敲する時間もありますので、より完成度の高いものに仕上げることができるかと思います。

お墓づくりも一緒。満足のいくカタチで完成させる最大のポイント→スケジュール管理ではないでしょうか?

あ、でもお墓の場合は一度完成したものを変更するのは大変ですが。

 

お墓づくりは、本来ならばできるだけじっくり考えたいもの。そもそもお墓は必要なのか?自分はいらないと思っても後世の子孫はどうか?墓地の場所はどこにしよう。お寺がいいか、霊園がいいか。墓地の広さはどのくらいがいいか。どんな石材を使ってどんなカタチ・デザインの墓石にしよう。彫刻はどんなものがいいのか。そもそも予算はどのくらいかけようか・・・検討項目はたくさんあります。急にお墓が必要になる場合は、これらを短時日で決めなくてはならず、急いで決めたがためにあとから「あっちの墓地のほうがよかった」「お金がかかっても、もっといいものにすればよかった」「亡き人の好きなデザインにしてあげたかった」という後悔先に立たずの話もよく耳にします。逆に、じっくり考えたお墓が完成すると、本当に「安心」した気持ちになるお客様はたくさんいらっしゃいます。

少年時代の夏休み、友人たちと遊ぶ際、宿題をはやく終わらせた人と、まだまだやっていない人、精神状態にも影響は出ているかと思います。遊びの楽しみ方も前者は思いっきり遊べるのに対して、後者は喉の奥にひっかかった魚の骨を気にしながら遊んでいるのではないでしょうか?できるだけ宿題のことは考えないように・・・

お墓を完成させると、その後の人生の楽しみ方がガラリと変わる、という方もきっと少なくないと思います。お墓づくりは「いつか考えないとならないもの」。宿願とも言えますし、念願ともいえると思います。いつかの日のために、ゆっくりと時間をかけて人生の宿題を進めておき、「わが人生に一片の悔いなし」の心境にできるだけ早く達することができれば、残りの人生は、思いっきり楽しむことのできるまさに「幸せな時間」を生きることとなるのではないでしょうか。

早くお墓が完成することで得られる安心は、なにもスピードの問題だけではありません。夫婦で、親子で、親類でお墓をとおして「家族」についてじっくり話をする時間が持てた。本音で家族について話すことができた。先々の考えを子供に聞かせることができた。お墓の費用の問題についても子供たちに心配をさせないで済みそうだ。・・・などなど枚挙にいとまがありません。

 

お墓を建てると幸せになります。念願、宿願であったものが終わり、心の安心を得ることができるからです。

 

と、わたくしブログ担当Tは考えますがいかがでしょうか?

 

 

 

・正しいお墓の買い方 [その12] お墓ができるまで

正しいお墓の買い方 [その12]

(前回 正しいお墓の買い方 [その11]

 

お墓ができるまで

皆さんがお店などで見るお墓は完成品です。

そのお墓が、どんな工程で作られているのかをご案内します。

 

原石

石材採掘場見学 真壁 2013年11月6日 真壁4

切断(大割・中割・小割)

羽黒石割れたところ 石を割るシーン2

  • 原石は切断してはじめて使える石かどうかわかります。切断したときに、素人目にはわからないような微細な傷や石目ムラが出てきたら、その石はお墓としては使えません。実際にお墓用として使えるのは、原石の3割程度なのです。
  • 原石は、加工しやすいように大割・中割・小割と、3段階の工程で切断していきます。

加工

20140612「茨城の石」研修会・講習会 大口径切断機DSC_0072 大塚埼玉工場 国道17号線久保交差点 石材切断機 DSC_0200

  • お客様とご相談のうえで決定した大きさや形にあわせて、石を加工していきます。

研磨(荒研・中磨・本磨)

大塚埼玉工場 国道17号線久保交差点 石材研磨 DSC_0204 お墓ができるまで-石の磨き 07

  • 石の表面を磨きます。荒研・中磨・本磨と3段階の工程を、8種類ほどの砥石を使ってツルツルに磨いていきます。

彫刻

お墓ができるまで-細かい彫刻 16 お墓ができるまで-細かい彫刻 15

  • 墓石に刻む文字や模様を彫ります。

施工(建て込み)

お墓ができるまで-石の据付 17

  • できあがったお墓を墓地に運び、正しく設置します。

 

(全優石「正しいお墓の買い方」より抜粋)

・正しいお墓の買い方 [その11] 墓地についての基礎知識

正しいお墓の買い方 [その11]

(前回 正しいお墓の買い方 [その10]

 

墓地についての基礎知識。

正しいお墓の買い方と同様に大切な、墓地についての基礎知識をご案内します。

チェックと確認 正しいお墓の買い方

 

<墓地を決めるチェックポイント>

とくに、規則・資格・制限については、よく調べておく必要があります。遺骨を納めることのできる範囲、墓碑購入や工事を行う際の特定石材店の有無、墓石の大きさや形の制限の有無などです。

公営墓地では、ほとんど業者の指定はありませんが、寺院墓地や民営墓地の場合は特定の業者が指定されている場合があるので、必ず、確認しておきましょう。また、墓地の使用権の継承や譲渡についても、墓地それぞれの規定がありますので、確認しておく必要があります。

  • 安心できる経営・管理組織かどうか
  • 規則や資格・制限の詳細な確認(宗派による規則や資格など)
  • 区画の面積
  • 費用と支払い方法(ローンについてなど)
  • 墓地までの交通の便
  • 管理が行き届いているかどうか
  • 墓地の設備と周辺環境

 

<購入申し込み>

墓地を購入するということは、実際にその土地が自分のものになるわけではありません。半永久的に借りて使用権を得るのです。墓地を決めたら、管理者に購入を申し込みます。その際に、永代使用料と管理料を支払って、使用承諾証を受け取ります。

 

<永代使用料>

寺院等では冥加金、志納金などと呼ぶこともあります。永代使用料の金額は墓地によってかなり異なります。場所的には都心に近くなるほど高くなる傾向があります。また、寺院墓地の場合は、有名寺院になるほど高くなります。

 

<管理料>

墓地内の通路や水道、休憩所などの共用部分、管理事務所の維持などのために必要な費用で、墓地の使用権を持っている限り、支払い続けなくてはいけません。金額等については、支払方法も含め管理者(寺院墓地の場合はご住職)に確認することが必要です。

 

(全優石「正しいお墓の買い方」より抜粋)

 

 

 →正しいお墓の買い方 [その12]へ

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