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供養」カテゴリーアーカイブ

・年賀状の季節です 変わらない文化のカタチ

12月23日 晴れ

年賀状の季節です。年賀状の準備をすべく、やってきたのがこちらの方。

エプソン epson ep-775a 箱

この箱はというと・・・

エプソン epson ep-775a

じゃじゃーん!年賀状の力強い味方、プリンターさんです。なんとかスムーズに初期セットアップが完了しました。

早速年賀状印刷スタートしてみます。

エプソン epson ep-775a

印刷もとってもスムーズ。最近のプリンターってこんなにらくらくなんですね~。(年賀状のデザインはあまり注目しないでおいてください(^_^;)

このプリンター、やや型落ちのようで、近所の家電量販店でお手頃価格で売られていたのですが、こうして年賀状を印刷する分には全く支障はありません。

EPSON EP‐775Aという機種です。今のところ使い勝手は私にとってはなかなか好感触です。

ところで、年賀状ってとても不思議な文化ですよね。年賀状だけのやりとりで続いている知人。日頃お世話になっていて、ともすると年賀状を見るその日に会う人もいるでしょう。現代では写真やカラフルなデザインのハガキの形態になっていますが、そもそもは筆まめな日本人だからこその文化だったのでしょう。

昔の人の日記や手帳などを見ることがあるときなんかは、その内容の筆まめさや文字の美しさ、几帳面さにびっくりするものです。私の場合は祖父の手帳を見たときでした。今ではカタチを変えて、それがツイッターになり、LINEになったりなど進化しているのでしょう。

今後もこの日本人の筆まめ文化は少しずつ進化をしながらも、受け継がれていくと思うのです。あまり自覚のない人も多いと思うのですが、几帳面で筆まめな人ばかりなのだと思います。文字でコミュニケーションを頻繁にしている・・・今も昔も変わらないことではないでしょうか。

時代が変わっても、意識が変わっても、カタチが変わっても、変わらない文化がある。

そう考えてみると、個人を偲ぶ文化、供養するという文化も、少し似ているのかもしれません。お墓もカタチや考え方がどんどん移り変わってきていますが、個人を偲ぶという部分はいつまでも変わらないでいると思っています。

 

ところで、「プリントごっこ」を使用して年賀状を作られている方はまだいらっしゃるのでしょうか?

 

 

・新年の準備 お餅をもらいました!

12月23日 月曜日

明日はクリスマスイブ。そしてあと8日でお正月が来ます。お正月といえば、おもち!日頃おせわになっている方から、なんとつきたてのお餅をいただきました。

伸餅(のしもち)です。

お正月の準備 おもち 伸餅

二種類もいただいてしまいました(^○^)白いプレーンのおもちと、青のりのおもちでしょうか?これで今年のお正月休みもなんとか乗り切れそうです。

お正月の準備 お餅 あんころもち

あんこも手作りだそうで、とってもとっても食べやすかったんです。あまり強すぎる甘さではなく、ほんのりそしてじわーっと、胃に優しい味と風味でした。

年末年始と言えばお餅の他は、年末の大掃除と紅白歌合戦、初詣で、お屠蘇(おとそ)やお雑煮、こたつに蜜柑、昔ながらの凧揚げやはねつき(最近見かけなくなってきましたね)、そしてご挨拶回り・・・。

年末や、年始正月にお墓参りをするのを毎年の恒例行事にしているお家もあるかと思います。年末年始の時期は普段よりも多くの方がお墓参りに行かれるようです。年末にお墓参りをしてはいけない、正月にお墓参りはするべきでない、という方もいますが、実際にはお墓参りをされる方はとてもとても多いのです。

家の中に歳神様をお招きし、親類縁者にご挨拶をし、初詣ででお寺や神社に行き、ご先祖様と亡き方々にも新年のご挨拶とご報告とご供養をする。昔から当たり前だった日本の文化を大切にしていきたいですね。

などと考えながら、お餅をどういただこうかと思案しています(^○^)

 

 

・大塚本社 総合受付にある手元供養の「Soul Jewelry」ソウルジュエリー

12月21日土曜日

本日は、埼玉県上尾市にあります石材店の、大塚本社の総合受付にあります「Soul Jewelry」(ソウルジュエリー)をご紹介いたします。

大塚本社に入るとすぐに目に入ってくるのがこの「Soul Jewelry」(ソウルジュエリー)

手元供養として、遺骨を中にしまえる小さなポケットのついたアクセサリーや、写真立てにもなっている小さな骨入れなど、身に着けることができたり、ご自宅などにさりげなく置いておけたりという、様々なシーンにあわせたアイテムが「Soul Jewelry」(ソウルジュエリー)です。

大塚 「Soul Jewelry」(ソウルジュエリー) DSCN1868

以下、拡大して掲載してみます。※なお、写真は25年の写真です。金額が見えておりますが、消費税が5%の税込額としての金額になっています。26年4月以降にお求めご検討される場合はご注意ください。

大塚 「Soul Jewelry」(ソウルジュエリー) DSCN1877 大塚 「Soul Jewelry」(ソウルジュエリー) DSCN1878 大塚 「Soul Jewelry」(ソウルジュエリー) DSCN1879 大塚 「Soul Jewelry」(ソウルジュエリー) DSCN1880 大塚 「Soul Jewelry」(ソウルジュエリー) DSCN1881 大塚 「Soul Jewelry」(ソウルジュエリー) DSCN1882 大塚 「Soul Jewelry」(ソウルジュエリー) DSCN1883 大塚 「Soul Jewelry」(ソウルジュエリー) DSCN1884 

大塚本社にお越しいただければ、直接手に取ってご覧いただくことができます。

ご検討の方は大塚本社までお越しください。大塚本社は、JR北上尾駅東口から徒歩6分くらいです。中山道(県道164号鴻巣桶川さいたま線)沿いにあります。

以前掲載しました記事の、大塚本社展示場の紹介 その1大塚本社展示場の紹介 その2 もあわせてご覧くださいませ。

 

より詳しくは、下記問い合わせまでお気軽にご相談・ご質問ください。お墓ディレクター有資格者(石産協)やお墓相談員(全優石)など専門の知識のある者が丁寧にご対応させていただきます。

お問い合わせ、お越しの際はこちら → お墓無料相談窓口

お問い合わせ番号 0120-36-1217(代表)

※埼玉県の霊園一覧ページはこちらをご覧ください。

・セキュリティが万全な霊園

セキュリティが万全な霊園

「最新のセキュリティを導入」「センサーやカメラも設置してあるので、セキュリティ対策も万全」。これは石材店がチラシやホームページなどで、自社の販売する霊園が、いかにセキュリティに優れているかアピールした宣伝文句の一部です。霊園からステンレス製の線香皿や花立が盗まれる窃盗事件の多発が問題になった頃から、このように防犯対策を強調する霊園が増えたと思われます。

セキュリティ IMG_8451

セキュリティの万全な霊園(桶川霊園)

もちろん、防犯対策に取り組むのは大事なことですが、セキュリティに気を使うあまり、利用者の不興を買ってしまうこともあるようです。

実際に、お墓参りにきていた利用者の方から「防犯カメラが設置されてから、なんとなく落ち着いてお参りが出来なくなった。霊園は個人とゆっくり語らうための場所だから、カメラを目立たないようにするなどの気遣いがほしい」という声がありました。また、「よく晴れた気持ちの良い日に、ふと思いついてお墓参りに出かけたが、休園日で入口も施錠され、スタッフもいなかったので、そのまま帰るしかなかった。お花が無駄になってしまった」といった話も耳にしました。

霊園によってはオートロックシステムの採用により、休園日でも利用者の方が園内に入ることができるように工夫されているところもあるようなので、契約の際によく確認しておきましょう。

オートロックシステムのある霊園(川口元郷聖地)

オートロックシステムのある霊園(川口元郷聖地)

 

★「セキュリティ対策万全」の霊園の注意点

●防犯のため、霊園定休日(水曜日に多い)や夕方17時以降には霊園入口が施錠され、立ち入りができないようになっていることがある。(お墓参りに訪れた人が、霊園の中に入ることすらできない)

●園内にむき出しの防犯カメラが取り付けられていると、お墓参りを覗き見されているようで不快な思いを抱く。

●防犯カメラが撮影した映像や画像が保存されている場合、プライバシーは保護されるのかどうかの不安が付きまとう。

 

(六月書房 霊園ガイド2013下半期号 より抜粋)

 

 

↓セキュリティが万全な霊園を探してみる

東京都の霊園 埼玉県の霊園 神奈川の霊園 千葉県の霊園 静岡県の霊園 群馬県の霊園 茨城県の霊園

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・卒塔婆を建てるその2

卒塔婆を建てるその2 (その1からの続き)

 

【卒塔婆は死者の供養のために建てられる】

お墓は「○○家」と刻まれており、先祖代々の供養のために建てられるものですが、卒塔婆には死者の戒名が書かれ、個人個人の供養のために建てられます。

 

【施餓鬼会と卒塔婆供養】

お盆と共に夏の行事の一つとなっているのが施餓鬼会(せがきえ)です。その際にも、卒塔婆を建てて供養を行います。地域によっては5月の連休や、年忌、百カ日の法要にあわせて行う場合もあります。

施餓鬼会 塔婆 IMG_4839

施餓鬼会の様子(法光寺)

仏教でいう餓鬼とは、いつも飢えと渇きに苦しんでいる亡者のことです。餓鬼の世界はまさしく飢えの世界で、食物があっても食べることができません。食べても喉が針のように細いので飲み込むことができなかったり、食べようとして手にすると、その食物が燃え尽きてしまいます。この様な餓鬼に飲食(おんじき)を施して救い出すのが施餓鬼です。

施餓鬼会 塔婆 IMG_5665

施餓鬼会の様子(東明寺)

自分の力でその苦しみから抜け出す術はない餓鬼にとって、施餓鬼会が唯一の救いになるとされています。施餓鬼会の法要では、お寺に設けられた施餓鬼壇(棚)に「三界万霊」と書かれた位牌を安置し、檀家の人々が持ち寄った米や野菜、果物など諸々の食物と一緒に卒塔婆を建てて、亡者を供養し、その滅罪追福を祈ります。

施餓鬼会を行い、三界万霊を供養することは、その功徳が、施主やその先祖まで及び、先祖への追善となるのです。

 

(鎌倉新書 2分でわかる仏事の知識 より抜粋)

 

 

・卒塔婆を建てるその1

卒塔婆を建てるその1

 

【卒塔婆とは仏教の世界観をあらわす】

卒塔婆(略;塔婆)には、墨で戒名とそれぞれの宗派の聖句あるいは梵字などが書かれています。死者の供養のために建てるものです。

 卒塔婆はもともと、古代インドの「ストゥーパ」という言葉を音訳したものです。ストゥーパとは、仏塔とも訳され、お釈迦様の遺骨を納めた塔のことをいいます。ストゥーパはもともとお椀を伏せたような形をしていましたが、時代をおって、仏教が中国をとおり日本にくる間に、色々な形に変化しました。日本のお寺でよく見ることのできる、五重塔や五輪塔ももとをたどればストゥーパです。

現在日本で卒塔婆と言うと、長さ1~2メートルほどの「板塔婆」のことを指します。その形は五輪塔がもとになっており、仏教の世界観が表現されています。

一番下の四角形は「地」を表しています。その上の円形は「水」を表し、その上の三角形は「火」、その上の半円は「風」、一番上の宝珠型は「空」を表しています。

仏教は「地・水・火・風・空」の5つの要素がこの世界を構成していると考えており、人間もこの5つの要素によって、生かされていると考えているのです。

五輪塔と卒塔婆

※  卒塔婆の表面には梵字や経文、戒名を書き、裏面に施主名や起塔日を書きます。宗派によって内容は異なります。また、浄土真宗のように卒塔婆を建てない習慣の宗派もあります。

五輪塔と卒塔婆 塔婆裏表

(鎌倉新書 2分でわかる仏事の知識 より抜粋)

その2へつづきます。

 

 

・お墓・墓石 石材店選びで知っておきたい10のポイント

公営霊園や民営霊園、お寺の檀家墓地にお墓を建てようとする場合、たいていの方は「初心者」だと思います。お墓は他の消費財とちがい、「買おう」というタイミングはそうそう訪れません。一生に一度買うか買わないかです。そんな生まれて初めての体験で、思っても見なかった結末になってしまった、イメージしていたお墓と違うものになってしまった、もっとこうすればよかった・・・ということって、実際可能性としてはとても起こりがちなのかもしれません。

そんな建墓を考えられている「初心者」の方に、石材店を選ぶ際に知っておいてほしいことをお伝えいたします。次の点を頭に入れておけば、少しだけ「初心者」の域から脱することができるかと思います。

以下、どういった石材店が「より安全か?」という点に絞って、一般論ではありますが列記してみます。

 

  1. 石材店は、歴史が長い方がいい(実績のあるお店の方がより安全)
  2. 石材店は、より取扱量が多いお店の方がより安全だ
  3. 石材店は、出入りのできるお寺や霊園などの墓地が多い方がより安全だ
  4. 自前の工場で加工ができる石材店の方がより安全だ
  5. 多少はともかく、大幅な値引きをしない石材店の方がより安全だ
  6. 様々な団体に加盟している石材店の方がより安全だ
  7. 他社の悪い点を言わない石材店は安全だ(他の墓地やお寺や霊園も)
  8.  契約前の見積もり、工事前に仕上がり図をきちんと伝えてくれる石材店はより安全だ
  9. 急いで契約をしようとしない石材店はより安全だ
  10. 社員(営業マン)の笑顔がいい石材店は安全だ

 

上記を順を追ってご説明いたします。

  1. 石材店は、歴史が長い方がいい(実績のあるお店の方がより安全)

世の中の様々な商売には、専門で取り扱っている専門店と、販売を主としている販売店とに分けられると思います。石材店にも同じことが言えるのですが(後段でも改めて書きますが)、最近ではさまざまな形態の石材店が出来てきています。石材店の世界では比較的古くからあるという店(長いと数百年というお店もあります)は少なくありませんが、それでも新規参入の石材店があるのも事実です。そこで注目したいのが、石材店ごとの歴史。長く続けられているというのは、それだけ地域の方々に信頼されてきているという証拠。そして、そう長い歴史を持っていないとしても、数多くの実績があるというお店もより安心できるとお考えください。歴史は長くなくとも、着実に実績を積んで信頼を獲得してきている石材店も実際にありますので。

2. 石材店は、より取扱量が多いお店の方がより安全だ

1の内容に近いものがありますが、こちらはどのくらいの建墓件数をこなせているのかという点と、どのくらいのバリエーションのお墓をつくることができるか、ということは石材店を決める際には注目したいポイントです。お墓は基本的にはオーダーメイドがほとんどです。どの墓地がよいか、どのカタチが自分にあっているのか、どの石種でつくるといいか、どんな彫刻をほったらよいか、などなど、石材店と話を進めるにはそれぞれの段階で決定していく事項がたくさんあるのですが、より経験値のある石材店ならば、過去に近いパターンの事例を経験していたり、それぞれの長所短所を説明してくれ、こちらの選択肢にも幅が出てきます。この選択肢が少ないと、「こういったカタチでは建てられない」「このデザインと彫刻はできない」と言われてしまう可能性もあるのです。なので、店として様々な経験値を積む=取扱量の多いお店がより安全と言えるのです。

3. 石材店は、いくつもの墓地の「指定石材店」となっている方がより安全だ

お寺では、墓地に工事をすることができる石材店が決まっているところがとても多いです。これは「指定石材店」と言い、一つには「この石材店なら長くやってくれているので安心できるよ、間違いはないよ、信頼できるよ」と檀家さんに向けてお寺がお墨付きをつけてくれているということと、もう一つはそういった認められた石材店が檀家墓地を区画整備したりなど先行投資をしているのためということと、いくつもの石材店がおのおの立ててしまうと高さや形状などに墓地の一貫性がなくなるので工事ができる石材店を決めている、という理由などがあります。公営霊園はどの石材店で建てても平気なのですが、民営霊園にも同じような「指定石材店」の考え方があり、これは「その霊園をつくるために先行投資をしている石材店しかその霊園に墓を建てられない」というものになります。この「指定石材店」となるのには、長年の信頼とそれだけの企業体力がある証拠にもなります。特にお寺の指定石材店には並々なことではなれません。なので、目安の一つとしてより多くの墓地の指定石材店となっているという指標は、より安全と言えるのです。

4. 自前の工場で加工ができる石材店の方がより安全だ

1でも少し書きましたが、現在の石材店には、販売のみの石材店というところも少なからずあります。自前の工場を持っているということは、それだけの職人を抱えているということ。職人が存在する石材店と、いない石材店では、ほんのちょっとの変更などへも大きな差があらわれます。また、職人には営業マンにはない石についての豊富な経験と知識を持っているのも事実。販売だけの石材店にはない、お金にならない貴重な資源を有しているのです。自社で工場があるかどうかは、「専門店の中の専門店」、「プロの中のプロ」なのかどうか、ということになります。※ただし、昨今は自社で工場を持っていたとしても最終の加工までを中国で行っていて、墓地に据え付けることだけ日本でやる、という石材店が多くなっているのも事実です。

5. 多少はともかく、大幅な値引きをしない石材店の方がより安全だ

大幅に値引いてくれるということは、一見するととてもありがたいことに感じられます。が墓石の世界ではどうなのでしょうか。商品の価格というものは、それぞれ理由があってその価格がつけられているものです。大体の石材店では似たような金額となることが多いのですが、お客様からの要望を受けて、大きな値引きに応じてくれる石材店があるのも事実。ただし、少し考えてみてください。その値引きは何の原価を減らしているのでしょう?多くの墓石の元の石は中国からの輸入がほとんどです。その仕入れ値には大きな差はありません。お墓は、買ったら終わりというものではありません。千年に一度という震災の際には、関東でも多くのお墓が斜めになり、灯籠の頭が落ちて欠けたり等が起こり、お墓の修理や改葬なども相次いで発生しました。そうでなくとも石なので欠けてしまった部分の補修や、そして追加彫刻と納骨なども発生してきますので、メンテナンスなども含めてその後もずっと石材店とのつながりは出来ていきます。そういった長期で見た場合、お墓が壊れてきたので直してもらおう・・・と思ったら買った石材店はいつの間にかなくなっていた、という状況にはなりたくないものです。石材店自身にも堅実な経営が求められるのです。目の前の利益のため、値引きすることですぐに契約できるからとしても、大幅な値引きをする石材店はその将来に心配が残ります。値引きをしてもらうことでその場はとても喜ばしく感じるかもしれませんが、ゆくゆくは困ってしまうということも無きにしも非ず。また4で書きました通り、工場や職人を抱えていると、そうそう大幅な値引きはしにくいものです。職人を守るということは日本の文化を守り継承していくということです。可能であれば、そういった堅実で真面目な石材店に巡り合ってもらいたいものです。※ただし、そういった堅実で真面目な石材店は予算の相談にも心をこめて誠実に対応してくれるはずですので、値引きを全くしないというわけではありません。

6. 様々な団体に加盟している石材店の方がより安全だ

どういった理念の石材店なのか、を知るのに「どういった団体に加盟しているのか」という点も指標になります。石材店がよく加盟している団体としては、県レベルなどでの職人の会である石材技能士会や、全国組織の「日本石材産業協会(石産協)」や、コマーシャルなども売っている「全国優良石材店の会(全優石)」、「全国石製品協同組合」など実にさまざまな団体があります。それぞれ、職人の技術向上を目的としていたり、石材店での販売に携わる人間の知識とスキルアップを目的としていたり、全国組織による産地証明書の発行があったり、はたまた業界全体の今後について検討していたりと目的は様々です。が、こういった団体に加盟しているということは、石材店同士の横のつながりを持っているということが言えるのです。たとえば昨今は遠隔地からのお墓の引っ越し(改葬)がとても多くなっていますが、北海道から沖縄にお墓を引越しさせる場合、北海道の石材店だけではとても大変です。しかし、横のつながりによって北海道と沖縄の石材店が協力することができれば、そういった問題も、問題ではなくなってしまいます。これは実務だけではなく、知識、技術、知恵、様々な面でも言えることです。横のつながりがあるということは、表面的にはわかりにくい大きな財産がある、とも言えるのです。

7. 他社の悪い点を言わない石材店は安全だ(他の墓地やお寺や霊園も)

これは会社としての資質の問題です。販売する営業マン個人個人の話とも考えられる点ではありますし、石材店に限ったことではないかもしれません。営業マンの姿勢や資質というのは、無意識下にその企業の企業理念や社長の考え方があらわれてくるものです。他社の悪口を言うということは、逆に言えばできるだけ早くうちの契約書に記入してもらいたい、という気持ちの表れともとれます。その点、堅実で真面目な石材店はそういったマイナスな話ではなく、前向きに考えることができたりするプラスの話をする人もいるでしょう(むしろ他社をほめるような人もいるかもしれません)。お墓、石材店というのは先の長い仕事です。堅実で真面目な石材店は、お客様のことをまず第一に考えますので、何よりも契約を急がせることもありません(自分の評判の落ちるようなことは決してしません)。よく見定めてください。

8.  契約前の見積もり、工事前に仕上がり図をきちんと伝えてくれる石材店はより安全だ

大抵の石材店は、契約前にその墓所の寸法と使用する石材をもって施工する場合という見積書を出してくれるはずです。しかしながら、どうやらそういった通常ではない流れ(口約束など)で話を進められるケースもあるらしいと耳にします。「あの石材店のことは信用、信頼しているから大丈夫」といっても、見積書の提示は必ず求めるようにした方が安全です。施工工事になりますので、何らかの理由によって当初計画通り進まない場合もあるかもしれません。口約束の金額以上に膨れ上がる場合も考えられるからです。それが意図していたとしたならばなおさらです。防衛手段としてくれぐれも慎重にお願いします。また、設計図面、デザイン図についても同じなのですが、こちらの場合は金額とはまた違う次元の話で、要望をどれだけカタチにする能力があるのか、こちらの希望をどのようなデザインで提案してくれるのかという部分になってきます。お墓はオーダーメイドです。形状のデザインはどうするのか?石種(やその色)によって見え方が変わるのをどう見せてくれるのか?彫刻する内容はどのような文字でどのような書体、彫刻と石塔とのバランスはどうなのか?それぞれ施主のこだわりポイントになりますので、納得のいくデザインを出してもらってから石加工と工事に進んでもらってください。「墓石のカタチはまかせてある」という場合でも、念のため最終の図面は見せてもらうようにしましょう。もし、仕上がり図を見せてくれなかったり、もしくはあまり見せたがらない石材店でしたら、慌てず急がず、「見積書を見たい」「図面で確認したい」ときちんと要望したうえで、よくよく検討されてから進めてください。

9. 急いで契約をしようとしない石材店は、より安全だ

先述のとおり、利益優先の営業マンや利益優先の石材店は、できるだけ急いで契約を結ぼうとする場合もあります。急いで建てたいという場合はともかく、そんなに急いでいないという場合は決して急がず慌てずに契約書にサインをするのを一時止めてください。お墓は家族と親族の大切な場になるものです。可能でしたらご親族や周りの方に相談し、墓地は本当にここでよいのか、この予算で大丈夫なのか、故人の希望などはなかったかなど、十分に納得がいってからご購入に進んでください。逆に言えば、良心的な石材店は施主サイドの要望などがクリアになって、十分にご納得がすんでからでないと契約書にサインは求めたりはしませんので安心、安全です。

10. 社員(営業マン)の笑顔がいい石材店は安全だ

社風もよく、会社としての理念にも社員が納得していて、業績も悪くない・・・。そういった石材店の営業マンは、きっとよい笑顔を持っているはずです。人を大切にしている会社は、もちろんお客様の仕事も大切にします。人間というものは面白いもので、いくら作り笑いや営業スマイルをもってしていても、自分自身の環境や心の底からくる「気」のようなものは作り出せませんし、見抜かれる場合もあります。すがすがしい真心を持って接客している人の笑顔は格別なものだと思いませんか?笑顔以外でも、立ち居振る舞いや身だしなみ、言葉づかいからもわかるかもしれません。9で書いたように急いでしまうと、そういった部分を見落としてしまうかもしれません。そういったいい笑顔の営業マンに当たった場合は、「あー、ご縁というものはあるものなのだなぁ」と感じられる方もいることでしょう。社内ではどのような雰囲気だったりするのか、聞いてみるのもいいかもしれません。いい笑顔の営業マンには、いい笑顔でいる理由がきっとあるはずです。

【まとめ】

と、以上10のポイントにまとめてみました。冒頭にも書きましたが、一般論(一部私論)としての1~10のポイントですので、絶対というわけではありません。上記にあてはまる項目が少なかったとしても、いい石材店は存在いたします。10番目は半分ご愛嬌半分本気の記事ですが、どんな企業でも社員がいきいきとしているところは業績も評判も仕事ぶりも悪くないはず。

また、1~10のポイントを一言で言えば、「どんな会社なのか、よく調べてみる」ということに尽きるかと思います。今の時代、ウェブで確認する方法もありますし、お知り合いにその石材店で建てた方がいるならば評価を聞いてみてもいいでしょう。地域に根差している石材店の場合、案外知り合いがみな同じ石材店でお墓を建てていた、なんてことも少なからずあります(都心であったり、住環境によってはあてはまりませんが)。上記1~10にあてはまらずとも、ご自身で納得のいく石材店に巡り合えた!と感じ納得がいったならば、それはそれでよいめぐり合わせなのかも知れません。そして、実際に1~10に当てはまる石材店だとしても、その会社をより深く理解してから墓づくりを依頼するということは、何も考えずに依頼するよりも、より深いお墓づくりにきっとなると思えます。

世間的には「墓石やさん」はマイナスイメージを持たれるケースもままあります。石は原価が安いから暴利をむさぼっている、墓石やには騙されないぞ、寺から名義貸しで墓地を作ったりしている・・・という話も耳にされた方もいるかもしれません。が、こつこつと真面目にやっている石材店は決して少なくありません。ほとんどの石材店は騙すようなことはしませんし、むさぼれるような利益のある業界ではないことははっきりと申し上げられます(近年は年々厳しくなってきています)。むしろ、石材店の多くは昔ながらの真面目にこつこつ型のお店ばかりです。(このあたりの話は、いつかまた別の記事にて書いてみます)

いずれにしましても、慌てることなく、じっくりと「どんな石材店なのかな?」とよく見定めてください。石材店を探されている方が、納得のいくいい石材店に巡り合えますことをお祈りいたします。

 

 

・寿陵のすすめその2

寿陵のすすめその2(その1からの続き)

 

【寿陵墓は縁起が悪い?】

生きているうちにお墓を建てると早死する、悪いことが起きる、と言う人がいますが・・・それは迷信です。「寿陵」の「寿」の字が示すように「家族に幸せをもたらし、長寿が約束されている」といわれ、大変おめでたいお墓なのです。

 

仏教の教えにおいても、寿陵を建てることは、「逆修(ぎゃくしゅう)」、すなわち「生前、自分のために仏事をいとなみ、冥福を祈ること」を為すことになります。

「逆修」は善根を導き、それによって功徳がもたらされます。「功徳」はさらに、子から孫へと残すことができ、未来の繁栄と幸福につながると言われています。

 

お墓をいつ建てるべきかについては仏教の教義の上でも特に決まりがありません。思い立った時こそが、お墓購入の最良の時期といえます。生前に自分の「寿陵墓」を建てることも選択肢の一つでしょう。

 

(鎌倉新書 2分でわかる仏事の知識 より抜粋)

その3へつづきます。

 

より詳しくは、下記問い合わせまでお気軽にご相談・ご質問ください。お墓ディレクター有資格者(石産協)やお墓相談員(全優石)など専門の知識のある者が丁寧にご対応させていただきます。

お問い合わせ、お越しの際はこちら → お墓無料相談窓口

お問い合わせ番号 0120-36-1217(代表)

 

 

・寿陵のすすめその1

寿陵のすすめその1

 

【寿陵(生前墓)とは】

生きているうちにお墓を建てる人が増えています。これを寿陵(墓)あるいは生前墓と呼びます。朱色で名前や戒名が刻まれているお墓が寿陵です。民間の霊園では最近、申込者の多くが生前にお墓を求めていると言われています。

古来中国では、生前にお墓を建てることが長寿を授かる縁起の良いこととされていました。秦の始皇帝をはじめ歴代の皇帝は皆寿陵墓を建てています。

最近では縁起のためだけでなく、子供に負担を掛けたくない、自分で気に入った墓碑・石・場所などを選びたいという人が寿陵墓を建てているようです。

 

 

(鎌倉新書 2分でわかる仏事の知識 より抜粋)

その2へつづきます。

 

 

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・お墓の掃除とリフォームその3

お墓の掃除とリフォームその3 (その2の続き)

 

【お墓のリフォーム】

どんなに頑丈に造られたお墓でも、時間の経過とともに石が傷ついたり風雨の浸食で風化が生じたりします。また、地震や地盤沈下などの天災による狂いもおこります。

こんな時には、お墓をリフォームすることもできますので、石材店にご相談ください。

お墓全体をリフォームするのではなく、ある部分だけを新しくすることも可能です。墓碑だけを変更する、香炉の形状を変える、墓誌や塔婆立を新たに加える、などです。

石に研磨をかけることによって墓碑も光沢をとりもどすことができます。また、墓石に刻まれた文字に着色して見やすくすることなどもよく行われています。

お墓のリフォーム-株式会社大

 

(鎌倉新書 2分でわかる仏事の知識 より抜粋)

 

なお、お墓のリフォーム、建て替えについてはこちらが参考になります→お墓のリフォーム

あわせてこちらの記事もご覧ください。

・お墓参りで気が付くこと 冠水の痕跡
・お墓に雑草は生えていませんか?防草シートと、新しい玉砂利で気持ち良いお墓参りを
・墓石の香炉 劣化していませんか?新しい香炉で気持ち良いお墓参りと御供養を
・墓石の花立て 劣化していませんか?新しい花立に交換を!
・墓石の目地(メジ)、劣化していませんか?
・墓石の文字に入れた色、落ちていませんか? 墓石文字の色入れリフォーム
・お墓の掃除とリフォームその1
・お墓の掃除とリフォームその2
・お墓の掃除とリフォームその3

お墓のことで疑問やご質問、お困りのことなどありましたら、全優石加盟の弊社大塚にお気軽にご相談ください。お墓相談員(全優石)やお墓ディレクター有資格者(石産協)など専門の知識のある者が丁寧にご対応させていただきます。

 

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