2014年3月26日水曜日
昨日の記事、「伊奈町立郷土資料館に行ってきました その①」の続きになります。

昨日の記事では、資料館の外回りと土間、台所を見て回ったところまででした。そしていよいよお座敷に上がるところから続きのスタートです。
来館日と人数とを記帳するところに、関連のパンフレットが置いてあり、三つほどいただいて来ました。

その中の一つに、資料館の間取りがありましたのでご覧ください。

では土間から板間にあがり、お座敷に進みます。
お座敷にもさまざまな昔の資料が並んでいます。昭和20年代30年代・・・といった雰囲気のお座敷です。

振り返って、高い位置から台所を見下ろすと・・・さきほどの囲炉裏やかまどやらが目に入ってきます。

室内展示物。せんぷうき、たちいた、はりいた。一番左は板碑(青石塔婆)です。
板碑について
↓寺子屋について。

伊奈町では、1685年に西蔵院で教え子(筆子)が建立した墓石が残っているというのが古く、その他西光寺、東光院、観音寺、清光寺、法光寺、願成寺、梅松院でも寺子屋が行われ、その他お寺以外でも二か所あったという記録があるそうです。
資料館の中は、展示物のほかにも掲示物もたくさん並んでいます。↓こちらは廊下の様子。

↓帳場つくえ、銭ばこ、算盤に各種台帳が並んでいます。

↓大山遺跡(現埼玉県立がんセンター敷地内)について

大山遺跡は、先土器時代、縄文時代、古墳時代、奈良・平安時代までさまざまな遺物が発掘された貴重な遺跡です。
↓小貝戸貝塚について。弊社大塚もお世話になっております、小室小貝戸の清光寺さまの境内にあります。

↓中庭にもありました五榜の掲示の高札がこちらにも展示されていました。

↓天候などについての昔ながらの言葉について

そして、さすが「伊奈町」だけありまして、伊奈氏屋敷についての資料もたくさんありました。
↓小室陣屋周辺図(小室陣屋=伊奈氏屋敷跡です)江戸末期作成の図です。

↓伊奈氏について、伊奈氏屋敷跡について


↓伊奈氏屋敷跡(小室陣屋)にある新幹線沿いに発掘された「障子堀」について

↓褒賞長持。どんな褒賞が入っていたのでしょうか?

↓火縄銃、火打石式銃(短筒)、たまつくり、火薬入れ、玉入れ、鉢金、十手、鎖鎌、中国のパイプ・・・なかなかお目に掛かれない貴重な品々です。

↓駕籠と鎧櫃(かな?)

一番奥の6畳間に来ました。押入れだったところ↓に鎧兜などの装飾品がありました。

↓近代にかけての日用雑貨などです。蓄音機がありますね。

↓立派なお雛飾りです。

↓軍服もありました。階級章に星が二つ確認できました。
↓法螺貝

これで一通り見終わったように思います。貴重なものをたくさん見ることができました(^O^)
じっくり見て回りたい人なら、1時間くらい欲しいくらいかもしれません。縁側に出てみますと・・・

あ!あそこにいるのは!

黒猫さんがこちらの様子をうかがっていました(^O^)

そして行ってしまいました(^_^;)・・・さようなら猫さん。またくるね猫さん!
伊奈町立郷土資料館。なかなかの見ごたえでおススメです。入館無料です。休館日は月曜日・木曜日・金曜日・国民の祝日(こどもの日・文化の日を除く)なのでご注意を。

※埼玉県の霊園一覧ページはこちらをご覧ください。