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お墓と墓石」カテゴリーアーカイブ

・お墓の立地 どの地域?どんな土地?どこの区画?

2014年2月1日 晴れ

お墓さがしをされている方、お墓づくりを検討されている方は、「お墓の立地」をいろいろと模索されているかと思います。「お墓の立地」という言葉を考えてみますと、三種類の意味がそこにあると思いますのでその両方を列記してみます。

 

●どの地域のお墓にするか

この場合の地域とは、九州や関東、北海道などの「地方」という意味での地域ではなく、多くの人が「○○市近隣のエリア」などの、お墓参りしやすい場所などのエリアを指している場合が多いと思います。ご自宅から遠くない場所、御親類の集まりやすい場所などや、はたまた「海が見える場所にお墓を建てたい」という方や、出来るだけ富士山の近くで建てたいという方もいるでしょう。中には、宗派の本山のお寺に建てたいという方もいるかと思います。いずれにしても、ご本人のご希望とご親族の皆様とご相談の上ご検討されるとよいのではないでしょうか。

 

●その墓地はどんな土地にあるのか

二つ目の立地とは、その墓地や霊園のある場所がどういった土地なのかという点になります。小高い丘の上にあったり、丘の斜面を階段状に整地した墓地であったり、元々田や畑であった場所であったりと、墓地や霊園の立地は様々です。駐車場からいくつも階段のある墓地もあれば、全くの平たん地に作られた墓地の場合は全区画バリアフリーになっている場合も多いです。そのほか、水はけのよい土地なのか、もしそうでなくとも水はけのよくなる施工が施されていれば安心です。また、地盤が軟らかい土地であっても、耐震施工などが施されているという墓地もあります。また、南側に山や森林、背の高い建物などがある場合などは日の当たる時間がどのくらいあるのかなどもご見学の際に調べてみるとよいでしょう。アクセスという点からも、最寄の駅は近いのか、バスがあって車がなくても来ることができるのか、車で来るときは道路は舗装された安全な幅の道があるか、こちらも見学の際に確認したい事項になります。

 

●沢山ある墓地の中のどの区画にするのか

三つ目の立地とは、どの地域かを決め、そのエリアにある気に入った墓地や霊園を見つけた後の話になります。お寺の檀家墓地や霊園などでは、複数ある区画のなかから「どの区画にするか」選ぶというシーンが出てきます。整然と並んでいる場所なのか、地面の高低によって水たまりやコケができやすい区画ではないか、その区画までの参道は幅広く作られているか、管理事務所や駐車場からは近いか、確認したい点はたくさんあります。大きな木の枝が区画の上空にあるような場合は、落ち葉や木の実が降ってくるという場合もあります。霊園などでは、お参りのしやすい角地に人気が集まるため、角地の価格がやや高めに設定されていたりもします。いずれにしても、陽当りよく風通しも良い水はけのよい区画はおすすめです。

 

上記すべてを兼ね備えた完璧な墓地というのはなかなか見つからないかもしれません。何を優先させ、何を妥協するのか、十分にご検討ください。お墓さがしは一個人の大きな仕事であるとともに、お参りされる方であるご親族ご親類、縁者やご友人のみなさんなどたくさんの方にかかわってくる事業でもあります。可能であれば、ゆっくりと時間をかけてご相談しながらご検討いただくことが一番かと思います。がしかし、時間のないような場合でも、大切なことは何であるのかをよく絞り、ご親族と一緒によくご検討いただければ「慌てていて気が付かなかったけれど、あのときこうしておけばよかった」ということも少なくなるのではないでしょうか。

よい墓地と、よい区画に巡り合えますようお祈りいたします。

 

より詳しくは、下記問い合わせまでお気軽にご相談・ご質問ください。お墓ディレクター有資格者(石産協)やお墓相談員(全優石)など専門の知識のある者が丁寧にご対応させていただきます。

お問い合わせ、お越しの際はこちら → お墓無料相談窓口

お問い合わせ番号 0120-36-1217(代表)

 

 

・自分のルーツ、先祖を調べる

2014年1月29日水曜日 晴れ

先日、現在大人気上映中の邦画「永遠の0」を見てきました。途中、目頭が熱くホロホロと涙流さずにはいられない映画でした。小説も読んでいたこともあってか、すんなりとストーリーが頭に入ってきましたが、おそらく映画のみの初見の方でも安心できる、わかりやすい映画だったと思います。

この映画は、現代の主人公が特攻で亡くなったという祖父を調べるという切り口から始まり、祖父を知る様々なご老人の言葉から少しずつ祖父の人間像が浮き彫りとなっていくというストーリー。

生前の祖父を調べる方法とは、いくつかの『戦友会』に主人公の祖父である「宮部久蔵を知る人はいませんか?」という内容の手紙を出すというものだったのです。手紙を出したのは主人公の姉。そして手元にたくさんの返信の手紙が届いたという描写でした。

 

お墓や霊園を取り扱う石材店として、私達の業務にとても近いものを感じました。お墓には「墓誌」という記録媒体が装置として備わっています。自分のルーツを調べるときの一つの手段として、この墓誌を見て探すという一見アナログで時間のかかる方法ではあっても、確実な方法としてあげられます。石は情報の記憶媒体として超長期間残すことのできる媒体でもあるからです。

調べる必要がでる可能性のある事柄としては、自分の家紋(先祖代々の家紋)は何だったのか?お墓はどこにあるのか?お墓には誰が眠っているのか?などなど・・・

もちろん墓地でお墓を眺めて歩かずとも、明治以降であれば戸籍が残っていますし、お寺や仏壇に過去帳が残っているような場合は、そこで調べることで解決する場合も多いと思いますし、親類縁者がいれば、もっと手っ取り早いかもしません。

さらには墓地に管理者がいるような場合なら、自身の目で見て歩かずとも、管理事務所やお寺なら住職が調べてくれる可能性もあります(が、近年は個人情報保護の観点から教えてくれない場合も考えられます)

明治より前、江戸期以前のご先祖様を調べたく、今となっては当時を知る縁者もいなくて、過去帳は戦災で燃えて今はない。

そんなとき、ひょっとしたらお墓の墓誌に刻んである情報がヒントになるようなこともあるかもしれません。

 

 

映画の感想として、とても感じ入ったのが、戦争で亡くなった祖父のことを深く記憶している方々が何人もいたということ。世代と時代を超えて、現代の若者である主人公の胸に祖父を知る人たちの言葉が深く重く響きます。

私たちの日常に照らし合わせてみると、可能ならば存命のうちに、間に合わなくとも故人を知る人と話をしてみるというのも、人と人をつなぐご縁や、故人を偲ぶ供養になるのではないでしょうか。人間性を知ることで、ただの「知人」「縁者」がリアルな人間として改めて目に浮かんでくることもあるのかもしれません。永遠の0のように。

映画「永遠の0」を見終わった後、個人的に気になってしまったのが、若くして亡くなった祖父のお墓は今どうなっているのか?(現在の主人公の姓は「宮部」ではなく諸事情により「大石」。)小説も映画もどちらも戦後のシーンで一言だけ「お墓」という言葉が登場しました。

が、物語の上では、現在のお墓については不明なままでした(^_^;)

戦時中、外征で亡くなった方は「遺骨がない」という方も多かったと思います。

永遠の0での祖父のお墓が物語のその後、きちんと供養され続けられることを祈ります。

 

 

・墓石に歌詞を刻むには

まず、楽曲の歌詞を使用するには「著作人格権」と「著作財産権」と呼ばれるふたつの権利をクリアしなくてはなりません。

「著作人格権」とは、その歌詞を作詞した作詞者やアーティストといった権利者、またはそれらから著作権の管理を信託された団体が有する権利で、「著作財産権」とは著作人格権者から信託を受けて作品の利用者に対する利用許諾や著作権侵害の監視を行っている団体(JASRAC〈日本音楽著作権協会〉が代表的)が有する権利のことです。ここではJASRACが管理する楽曲の使用について説明します。

 

著作権を有する楽曲の歌詞をお墓に刻むための手順(JASRACの場合)

①使用したい歌詞の著作人格者に連絡して、使用の許諾を得る。それぞれの楽曲の著作人格者は、JASRACのホームページで確認できる。

②著作人格者の許諾を得た後、著作財産権の管理者であるJASRAC出版課に連絡し、楽曲の使用許諾申請に必要な所定の用紙を取り寄せる。

③楽曲の使用許諾申請の用紙に必要事項を記入し、JASRAC出版課に提出。許諾に必要な料金として、18,900円(消費税5%込)を支払う。

 

ちなみにJASRACに支払う料金18,900円(消費税5%込)は歌詞の一部使用、全部使用に関わらず、一律に決められた金額なので、墓碑に刻む歌詞の分量によって、金額が上下することはないということです。

 

 

(六月書房 霊園ガイド2013下半期号 より抜粋)

 

 

より詳しくは、下記問い合わせまでお気軽にご相談・ご質問ください。お墓ディレクター有資格者(石産協)やお墓相談員(全優石)など専門の知識のある者が丁寧にご対応させていただきます。

お問い合わせ、お越しの際はこちら → お墓無料相談窓口

お問い合わせ番号 0120-36-1217(代表)

 

 

・伝源経基館跡(鴻巣市)

2014年1月23日

今日は「源経基(つねもと)館跡」に行ってきた写真を記事にしてみます。

源経基館跡は鴻巣市の大間にあるのですが、鴻巣高校のすぐ隣、荒川の土手のすぐ近くにある史跡です。

伝源経基館跡 鴻巣市 史跡 DSCN2788

源経基というは、清和天皇の皇子貞純親王の子で、親王の第六子にあたることから六孫王(ろくそんのう)と称した。弓馬の道に長じ、武勇を持って知られた。源姓を賜って源朝臣を称したが、武蔵介となって関東に下り、この地に館を構えたと伝えられている。

と埼玉県と鴻巣市の連名での案内板に書いてありました。

源平合戦や鎌倉幕府の源氏の大本がこの源経基。清和天皇の血を受けているので清和源氏とのちのちに呼ばれることとなります。源頼朝や源義経の八代前の方です。

伝源経基館跡 鴻巣市 史跡 DSCN2789

この館跡は、ここ大間では城山と呼ばれていたようで、およそ90m四方の正方形に近い形状をしています。

道路を挟んだ西側には農耕地が広がっており、その向こうには中学校のグランドと荒川の土手が見えます。

伝源経基館跡 鴻巣市 史跡 DSCN2791

館跡を外から見ると、とても鬱蒼とした森に見えます。

伝源経基館跡 鴻巣市 史跡 DSCN2795

しかし、一歩踏み入れると、予想外に歩きやすい林になっていて、逆に木々に癒されました。

伝源経基館跡 鴻巣市 史跡 DSCN2796

入口から入ってすぐ、一段土が盛ってあり、その上(館の中)は平らな土地が広がっていました。

伝源経基館跡 鴻巣市 史跡 DSCN2797

まっ平らです。ここに源経基の居館の建物が広がっていたんでしょうね~

伝源経基館跡 鴻巣市 史跡 DSCN2798

内部の平坦地を囲むように土塁が三方をめぐっています。土塁の中でも一段と高い場所に何やら石碑が立っています。↓この写真の左上。館跡の北西に位置しています。矢倉でも建っていたのかもしれません。

伝源経基館跡 鴻巣市 史跡 DSCN2799 伝源経基館跡 鴻巣市 史跡 DSCN2800

↑六孫王経基城址とあります。その足元には「遺跡基準点 NO.1 鴻巣市教育委員会」とあります。

伝源経基館跡 鴻巣市 史跡 DSCN2801

↓石碑の裏側です。大間村だったことと、城山と呼ばれていたことと、江戸時代には林大学頭の采地だったということがわかります。

伝源経基館跡 鴻巣市 史跡 DSCN2804 伝源経基館跡 鴻巣市 史跡 DSCN2806

石碑から東を向くと、右側に広がる平坦地と、東に続く道のような土塁と、左手には掘割が確認できました。

伝源経基館跡 鴻巣市 史跡 DSCN2807

土塁から内部の平坦地を眺めると、結構高低差があるのがわかりました。手前の土塁と奥の平坦地の高低差わかりますでしょうか?↓

伝源経基館跡 鴻巣市 史跡 DSCN2808

↓土塁からは鴻巣高校も少し見えます。

伝源経基館跡 鴻巣市 史跡 DSCN2810

掘割に下りる階段を発見。お堀の向こうは高校のグランドです。

伝源経基館跡 鴻巣市 史跡 DSCN2811

ふと足元を見るとドングリがたくさん。椎の木の林なのですね。

伝源経基館跡 鴻巣市 史跡 DSCN2812

お堀に下りてみました。土塁結構高いです。右手のフェンスは高校です。

伝源経基館跡 鴻巣市 史跡 DSCN2813

反対側の東側をみると、館跡の北西角が折を描いて完全な90度の角になっていないことがわかります。写真だとわかりにくいですが、谷間になっている道がクランク状にジグザグになっています。

DSCN2814

東辺の土塁に上がってみると、またもや基準点発見。今度はNO.2です。

DSCN2815

土塁の道をさらに進みます。↓このあたりは南辺になります。右側が館跡内部の平坦地です。

伝源経基館跡 鴻巣市 史跡 DSCN2816

平坦地に西日が差しこんで、とてもいい感じの雰囲気をかもしだしています。ご近所の方はお散歩でここにこれるのがうらやましいくらいです。

伝源経基館跡 鴻巣市 史跡 DSCN2817 伝源経基館跡 鴻巣市 史跡 DSCN2818

ゴミは持ち帰りましょう。

伝源経基館跡 鴻巣市 史跡 DSCN2819

とても気持ちの良い林でした。

一番西側に戻ってきました。土地が三段になっています。左手前の木のある高さと、真ん中あたりにある木のある土地の高さ、正面遠くにある木のある土地の高さはそれぞれ1mくらいずつの段差があります。それぞれ門があったり、塀があったりしていたのでしょうか。

伝源経基館跡 鴻巣市 史跡 DSCN2820

道路に出ました。

伝源経基館跡 鴻巣市 史跡 DSCN2822

 

ここにこういう史跡があると知らなければ通り過ぎてしまうような館跡です。

弊社大塚の取扱い霊園の鴻巣霊園から近いので、お墓をご見学の際やお墓参りの途中などにお散歩がてら寄ることもできる史跡です。

また歴史的な場所に行きましたら記事にしてみます。

※埼玉県の霊園一覧ページはこちらをご覧ください。

・恵方巻、今年の恵方は東北東!お墓の方角は?

2014年1月22日 寒いです

もう少しで今年も恵方巻の日、、、節分です。

と思わず言ってしまうくらいに関東でも恵方巻という風習が広まりました。節分と言えば豆まきのイメージだけだったので、ずいぶんと時代が変わったものです。時代が変わったと言えば、秋のハローウィンもそうですね。ハローウィンというとちょっと前まではアミューズメントパークなどごく一部の限られた場所でのイベント、海外のお祭りというイメージでしたが、去年はだいぶ定着してきたようで、頭にオレンジ色の被り物に紫色のマントという仮装した少年少女が住宅街を夜に歩いているのを目撃してしまいました。

話を元に戻しまして、恵方巻。今年の恵方は「東北東」だそうです!

コンパスを見ながら無言で食べる日がまたくるのですね~。もっとも最近は方位磁針アプリもありますので便利なものです。ひょっとして恵方巻アプリとかもあるのかな?

ところでこの恵方。お墓づくりのお手伝いという仕事をしている立場からはこんなことを思いついてしまいます。

「お墓はどちら向きが縁起がいいの?」

これは人それぞれだと思うのですが、多くのお墓は西向きか東向きか、となっているところが多いです。もちろん南向きや、どの区画もお寺の本堂を向いている、というケースなどもあります。

が、最近のお墓は東西となっている場合がほとんどです。東はお日様の昇る方角、西は仏教でいうところの西方極楽浄土がある方角。そして、お墓自体を好きな方向に向いていることがいいのか、それともお参りする時にお参りする人が向く方角を好きな方向にするのか、本当に人それぞれです。なので「どの向きがいい?」という答えも人それぞれになるのです。ただし、信仰しているお寺様などのある場合は、お墓を建てる際に聞いてみるといいと思います。いいおお話が聞けるのではないでしょうか。

がしかし、実際には東向きの区画が人気なので、永代使用料も東向きが高くなっている場合が多いんです。(そうでないところもあります)

と、恵方巻にかこつけて、お墓の向きについて少しだけ書いてみました。

 

 

・墓地の「宗教自由」「宗旨不問」「宗派不問」などの表記とは?

2014年1月17日金曜日 晴れ

極寒の日が続いております。今朝も当社の近くのさいたま市では-5℃だったとか。水分があれば確実に雪になっているところでした。大雪の降っている地域の皆様にはお見舞い申し上げます。雪の降っていない地域の皆様も、十分な寒さ対策と乾燥対策が必要ですのでお気を付け下さい。

今日は、墓地や霊園などの広告やパンフレットに書いてあります「宗教自由」などの文言についてご説明いたします。

「宗教自由」という言葉と同じようによく使われている言葉に「宗教・宗派自由」や「宗教・宗旨自由」「宗派自由」などもあり、「自由」の文字を「不問」と表記されていものもあったりします。これは何を指しているのか。無宗教だよ、ということなのか。順を追って書いて行ってみます。

 

まず、前提として、墓地や霊園など、ある程度の規模のある墓地で、近年造成されたところは必ず誰かが運営母体となっています。行政の運営する公営墓地、財団法人などの運営する民間墓地、お寺など宗教法人の運営する民間墓地、お寺など宗教法人の運営する檀家(信者)専用墓地。(これとは別に、自宅の土地の中にあるお墓や、近隣の方と共同でまとめているような墓地もあったりします)

従来は、この中でも檀家(信者)専用墓地というが一番数が多かったのですが、戦後、高度経済成長とともに核家族化が進み、仏事などから縁遠くなるに従いいわゆる「寺離れ」という状況や葬儀の簡素化などが進んできているのはご存知かと思います。

戦前からではありますが、東京都の作りました巨大な都営霊園に人気が集まる状況もありました。こちらは都営なので最初からどんな宗教の人でも差別なく入ることができたのです。

自然とというか必然的に、「宗教に縛られない墓地」に人気が集まるようになって来まして、現在に至っています。

お寺の墓地はそのほとんどが檀家墓地です。檀家墓地というのは、そのお寺の檀家になった家がお墓を建てることができる墓地で、檀家墓地にお墓を持っている家はそのお寺の檀家と言える場合がほとんどです。もちろん檀家墓地なので、もちろんお寺の宗派ということになります。(中には慣例的に檀家でない方の墓地もあるお寺墓地や、神道のお墓のあるお寺墓地などもあります)

宗教自由の墓地に人気が集まる反面、「○○宗のお寺墓地を探している」と、自分の家の宗派と同じお寺墓地を探しているという方もまた少なくない現状もあります。

 

●「宗教自由(不問)」とは、宗教・・・仏教、神道、キリスト教など、あらゆる宗教であっても、そして信教を持たなくとも大丈夫、という意味です。

●「宗旨自由(不問)」とは、「宗旨」というのは「宗教」と同じとお考えいただいて結構かと思います。ですのでこちらも仏教、神道、キリスト教など、あらゆる宗教、無宗教も問わないよ、という意味になります。

●「宗派自由(不問)」とは、こちらが表記されている場合は、仏教徒に限るよ、という意味の場合が多いようです。そうしますと、神道の方やキリスト教の方などは難しくなってきます。仏教の場合は主な宗派は13宗56派と実にさまざまで、「在来仏教」という言葉で言われる場合もあり、「在来仏教に限る」という言葉で置き換えられる場合もあります。(明治以降の新興仏教ではなく、それ以前からある仏教宗派がこれにあたります)

●「いままでの宗教宗派自由(不問)」というケースもあります。これは檀家墓地などでも時々見られるパターンになります。今まではどのような宗教でも大丈夫ですが、この墓地を使う場合は一定のルールに従ってもらいます、ということなのですが、わかりやすく言えば例えば「在来仏教の信徒だ、という事にこれからするのであれば墓地を使用してもかまわないよ」などです。お寺墓地の場合であれば、その寺の檀家になる=その宗派になるということですので、過去の宗教宗派はなんでもよいということになります。

 

広告などで大きく「宗教自由だよ」とうたえない霊園や墓地の場合は、そういった運営母体の側に事情があると考えられます。自分の宗教宗派に強い思い入れのある方は、お墓さがしをする際に事前に確認をしてください。あとから判明してしまい、防ぐことのできたトラブルになってしまうといろいろと大変かと思います。

「○○宗のお寺墓地を探している」という方は逆に、「宗派自由(不問)」や、「いままでの宗教宗派自由(不問)」とうたっている墓地が、実は宗派を明記していないだけで探している墓地であるという可能性もありますので、これを知っておくと選択肢が増えるかと思います。

墓地や霊園のチラシやパンフレット、webページを見る際には「宗教自由」の文字を探してみると、どこかに書いてあるかもしれません。より一歩安全で納得のいくお墓さがしができると思いますので是非探してみるか、担当の営業マンや管理事務所の方にたずねてみるといいと思います。

 

より詳しくは、下記問い合わせまでお気軽にご相談・ご質問ください。お墓ディレクター有資格者(石産協)やお墓相談員(全優石)など専門の知識のある者が丁寧にご対応させていただきます。

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・成人の日に冠婚葬祭(成人式、婚礼、葬儀、先祖供養)を考える

2014年1月13日月曜日 晴れ

本日は成人の日です。成人されました皆様、ご成人おめでとうございます!

成人の日は、1999年までは1月15日に固定されていましたが、ハッピーマンデー制度が導入された2000年以降、1月の第2月曜日を成人の日とすることとなりました。

昨日、今日と、振袖姿の方や、紋付き袴の方など成人式に参加したであろう方々をちらほら見かけました。市町村によって、また地域によって式典の日付は前後しているようですが、関東ではおおむね12、13、14日のいずれかに成人式が行われているようです。

成人式は「冠婚葬祭」の冠にあたります。かつては、15歳で元服し稚児髷(ちごまげ)をおろし、冠をいただく式典でありました。

冠婚葬祭と言いますと、冠が成人式、婚が結婚式、葬は葬儀、祭は先祖供養を指しています。先祖をまつるの「祭り(祀り)」です。フェスティバルという意味の祭りはそこから発展していったものです。冠婚葬祭とは、その四文字で人生で起こる様々な出来事を指しており、現在ではそれぞれのシーンでの通過儀礼とも受け止められています。

株式会社大塚は石材店、墓石店ですので、この「先祖供養」という冠婚葬祭の祭りの部分で皆様のお手伝いをしております。

現代では、成人しますと例えばお酒を飲むことができるようになり、選挙権を手にすることができます。もちろん成人式は一年に一度の式典の日のことを指おり、飲酒にしても選挙権にしても法的には誕生日より起算されていますので、「飲酒解禁日」および「選挙権解禁日」が成人式というわけではありません。

成人式は一年に一度ある、人生一度きりの通過儀礼。しかしながら今日では、「過半の同級生が20歳をすぎての同窓会」「他の大人たちからの祝福を受ける式典の日」という側面が、いつのまにか意味合いのメインになってきました。これはいつくらいからなのでしょう。元服がなくなった明治からなのか、婚礼の時期が遅くなってきた昭和からなのか、戦後なのか。精神的に成熟した大人でなくとも、成人式はやってくるようになってきました。

冠婚葬祭の冠である成人式の意味合いが少しずつ変化してきているように、それぞれの四文字も時代とともに意味合いが推移してきています。

最近では資金ゼロでの婚礼(スマ婚)や、家族のみのお葬式(家族葬)やそもそもお葬式を上げない(直葬)など、「予算をかけないようになってきている」という大きな冠婚葬祭の流れがあります。これは良いこと良くないことと一言で言いきれるものではなく、世相や実情にあわせて変化してきているものと思います。

私たち石材店のかかわる「祭」にあたる先祖供養もその大きな流れの中で同じように変化してきているのが実情。最近ではお墓を建てないという方や、散骨にするという方法、変わったところでは宇宙葬といった供養方法もあるようで、様々なニーズにあわせた先祖供養、遺骨の行先となってきています。

ただし、遺骨の行先につきましては、多様な選択肢が増えてきているにもかかわらず、やはり大多数の方は昔ながらの「墓石を建てるお墓」や「お寺の納骨堂」というような形式での先祖供養に行きついているというのも実情です。「お墓はいらないからね」「散骨にしてね」という気持ちがあっても、いざとなると「やっぱりお墓はちゃんとあった方がいいよね」となるケースです。

それが残された方の希望(やっぱり手を合わせて会いに行ける場所がほしい)なのか、ご自身の亡くなった後の遺骨の行先についての考えの変更(残る家族のことを考えたらやはりお墓をつくっておこう)なのか、他のご親類の方からのアドバイスを受けてなのか、その複合なのか、理由は様々なのかもしれません。

が、時代とともに考え方が変わってきているのは事実です。

他の冠婚葬祭とともに、お墓についての考え方もこの先どんどん変わっていくのかもしれません。

ただ、ご先祖を大切に思う気持ちは何十年何百年とたっても変わらずにいてほしいな、と感じます。過去のご先祖様たちが大切に思い代々受け継いできたものは、可能であれば次世代に受け継いでいきたい。今を生きる私たちはご先祖様と子孫を考えたとき、リレーの一員として次の選手にバトンを渡すという使命があるのではないでしょうか。

成人式も結婚式も葬儀についても同様に、人生の中の大切なシーンについてじっくりと受け止める日であり続けてほしいものです。

石材店、墓石店の大塚としては、これからも「祭」の大切さを考えていきたいと思っております。

 

 

 

 

 

・お墓の費用について

お墓の費用について

お墓の購入に要する費用は、大きく分けて「永代使用料(墓所使用料)」、「墓石工事費」、「管理料」の3つになります。寺院墓地では、さらに入壇家志納金が加わる場合もあります。

「永代使用料」・・・・・・永代使用権(墓石を建立する土地を使用する権利)を手に入れるための費用です。墓地は不動産とは違い、永代使用料を納めても、その土地を所有することはできません。したがって、転配することもできません。

「墓石工事費」・・・・・・墓石を建立するための基礎工事や外柵・石碑などの工事に掛かる費用のことです。このほかに、花立・香炉・塔婆立て・墓誌などの付属品の設置費用も墓石工事費に含まれます。良心的な石材店であれば、それぞれの内訳について明記した見積書を出してくれるはずです。

「管理料」・・・・・・管理料は主に霊園の共有部分を維持するために支払う費用です。墓地の清掃や休憩所や植栽などの維持・管理の費用が管理費に含まれます。管理料は永代使用権を得た時点から発生するため、納骨や墓石の建立が済んでいなくても支払う義務があります。管理料の支払いは、一年単位でまとめて行うことが多いようです。

お墓の費用の相場についてですが、一般社団法人全国優良石材店の会による2008年の調査では、工事費を含めた墓石代の全国平均は169万8千円(税別)ということです。しかし、最近は総額を100万円以下に抑えたお墓なども多く売り出されています。

お墓の価格は、区画の広さや使用する石材、デザインなどによって千差万別なので、相場にとらわれずに自分達の基準で決めることが大切です。

お墓の購入を検討する時は、必ず石材店に見積書を作ってもらいましょう。

 

(六月書房 霊園ガイド2013下半期号 より抜粋)

 

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・永代供養墓 合葬墓 共同墓 合同墓 合祀墓 集合墓 納骨堂

2013年1月7日 晴れ

遺骨の安置先をお探しの方の中には、永代供養墓をお探しの方も少なくありません。しかし、永代供養墓というものはどういったものなのか?永代供養墓を探す際のポイントを箇条書きにしてみますのでご参考に頂ければと思います。

(以前記事にしましたこちらもご参考まで→永代供養墓

・名前が違うと内容も違う?

永代供養墓には、似た名称の施設で合葬墓、共同墓、合同墓、合祀墓、集合墓、納骨堂・・・などなどあります。名前は違えども、機能としてはほぼ同じ内容の施設であったりします。ただ呼び名が違うだけ、という場合も多いです。しかしながら、決定的な違いのある場合もあります。遺骨を個別安置にて一定年数保管される場合と、最初から他の遺骨と一緒になってしまう場合の差もあります。また近年では永代供養墓と銘打った通常のお墓のカタチをしたお墓も徐々に増えてきました。これは「永代供養墓とはこういうものだ」という定義づけが定められていないからです。ともすると、今後はもっとさまざまなカタチでの永代供養墓が誕生していくのかもしれません。

・永代供養墓には年限がある?

「永代」と聞くと、永遠に永久にというイメージを抱かれる方もいると思います。永代供養墓においては半分そういった意味があり、半分は違っているとも言えます。お寺などの宗教法人は基本的に未来にわたって長長期間継続することを前提に様々なことを定めています。なので永代供養墓も宗教法人が継続している間は永代にわたって供養してくれます。では、年限が定めてある場合はどういったことなのか?これは、永代供養墓の納骨室の中で「個別安置」乃至は個別供養をしてくれる期間という風に考えていただけるとわかりやすいかと思います。年限が過ぎた場合は個別安置ではなくなり、他の遺骨と一緒に土に帰っていくことになります。必然的にその後は他の方々と一緒の御供養をいただくことになるわけです。年限については、各お寺様や各霊園ごとに少しずつ違いはありますが、10年間や33年間(33回忌)などを設定しているところが多いようですので、それぞれにご確認をする方がよいでしょう。

・金額はできるだけ安い方がいい?

個別の墓石を立てるタイプの永代供養墓でないかぎり、共通の施設を使用するタイプであれば価格を抑えることができるのが利点です。共通の大きな墓碑に戒名などを彫刻することができるタイプのものや、そもそも施設は一つでも中で個別安置できるようになっていたりする場合などもあるので、永代供養墓にかかる費用は千差万別です。費用の差は永代供養施設の形状や個別安置かどうか、などの点以外でも出てきます。立地です。都心に近いと比較的費用はかかる場合が多いと思ってよいでしょう。これは通常の墓石を建てるお墓を求める場合と同じで、地価や近隣の相場、需要が多いのか少ないのかなど総合的に見て費用の設定がなされる場合が多いからです(もちろんそうでない場合もあります)。確率の問題ですが、「廉価な永代供養墓は遠方になる」と思って探したほうが安全かもしれません。

・どのくらいの頻度でお参りするか?

永代供養墓を決め、納骨した後、どのくらいのペースでお参りをしそうか、ということもポイントです。大切な方を亡くしたので、できるだけたくさんお参りしたい・・・という方もいるかと思います。お参りの頻度が多くなりそうであれば、費用よりもアクセスを重視することをお勧めします。お墓参りをしたいという気持ちはお金ではかえられません。さらに言えば、より立地の良い場所であれば、やはり永代供養墓でなくとも通常のお墓を建てられてもよいのではないでしょうか。近年は廉価で魅力的なお墓も数多く販売されるようになってきています。

・管理、供養体制はどうか?

お骨を収めた後、どういった供養をしてもらえるのかも千差万別です。お寺の場合は毎日読経にて供養しているというところもあるでしょうし、霊園などの場合でも毎日きれいに清掃してくれるというところも少なくありません。こればかりは現地で自身の目で確認する必要があると思います。

以上、とりあえず思い当たるポイントになりますが、遺骨が出来て急ぎたいという場合でも、その後の長期にわたる話になりますので慌てることなく、しっかりと見定めてご検討いただければと思います。

(以前記事にしましたこちらもご参考まで→永代供養墓

 

 

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・小針神社で初詣

2014年1月2日 快晴

埼玉県伊奈町にあります小針神社に参拝してきました。上越新幹線の脇にあり、埼玉新都市交通ニューシャトルの羽貫駅と内宿駅の丁度中間あたりにあります。大塚のお世話になっている西蔵院さまや西光寺さまも近く、また桶川霊園大塚本社からもそう遠くはない位置にあります。

初詣です。

大きな幟があげられています。

小針神社 初詣 幟 DSC_1565 小針神社 初詣 DSC_1567 小針神社 初詣 鳥居 DSC_1568

深い雑木林がきれいな、抜群の環境の神社です。手入れもなされているので、お散歩ついでに参拝するのもいいかもしれません。

小針神社 初詣 DSC_1570 小針神社 初詣 DSC_1572

参拝客もまだそんにな多くなく、ゆっくりと参拝できました。貸切状態のような感じで撮影できてしまいました。

小針神社 初詣 DSC_1573

立派な狛犬が奉納されています。

小針神社 初詣 狛犬 DSC_1574 小針神社 初詣 狛犬 DSC_1575

今年初めての神社への参拝です。気持ちを落ち着かせて拝礼してきました。

すると、なぜかみるみるうちに参拝客が増えてきて、あっという間に行列ができてきました。私が到着した時はタイミングが丁度よかったみたいでした。行列ができて賑わってくると、やっぱり「初詣」という感じがしてきますね!

小針神社 初詣 DSC_1576

小針神社の杜の中には、富士浅間神社や八雲神社、御嶽社や琴平神社、石神井神社と招魂社もあわせて祀られています。

庚申塔もありました。舟形でとても状態の良い庚申塔です。大切にされてきてことがわかります。

小針神社 初詣 庚申塔 DSC_1578

注連縄がかかってわかりにくいですが、宝暦十三年と彫刻されています。西暦1763年に彫られたものですね。

小針神社 初詣 庚申塔 DSC_1579

この神社は「ふるさとの森」に指定されているそうです。確かに納得できる気持ちの良い(かつ引き締まる)いい雑木林、社叢です。

小針神社 初詣 DSC_1582 小針神社 初詣 DSC_1583

上越新幹線沿いにあります。伊奈町や上尾、桶川などお近くの方は一度参拝されてみてはいかがでしょう。

※埼玉県の霊園一覧ページはこちらをご覧ください。

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